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元横綱稀勢の里 二所ノ関親方が徹底解説
第22回:平戸海「愚直に左前まわしを追求」

posted2024/09/07 09:00

 
元横綱稀勢の里 二所ノ関親方が徹底解説第22回:平戸海「愚直に左前まわしを追求」<Number Web> photograph by Takayuki Ino(Illustariton)

text by

二所ノ関寛

二所ノ関寛Hiroshi Nishonoseki

PROFILE

photograph by

Takayuki Ino(Illustariton)

 今回は、先日の七月場所で小結に上がって十番勝ち、進境著しい平戸海関を取り上げます。

 平戸海関は身長178cm、体重は138kg。大型力士が居並ぶ幕内では小柄な部類に入ります。役力士となり、その体格を不安視する声もありましたが、それを払拭するような素晴らしい内容の相撲を見せてくれました。

 刮目すべきは、まだ24歳という若さにもかかわらず、自らの「型」を確立していること。鋭い立ち合いから左前まわしを取り、相手に圧力をかけて押し切る。15歳で入門してからこのスタイルを愚直に追求しているところに、ある種の潔さを感じます。

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