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両肩脱臼で「相撲人生これで終わり」のはずが… 千代の富士が「筋肉の鎧と大横綱の地位」を手にした肉体改造〈腕立て毎日最低500回〉 

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posted2022/05/15 11:03

両肩脱臼で「相撲人生これで終わり」のはずが… 千代の富士が「筋肉の鎧と大横綱の地位」を手にした肉体改造〈腕立て毎日最低500回〉<Number Web> photograph by BUNGEISHUNJU

昭和から平成にかけての大横綱・千代の富士。“爆弾”を両肩に抱えながらも鍛錬した肉体で勝ち星を積み上げた

 そのために取り組んだのは、筋力トレーニング。「暇があったら腕立て伏せ」というシンプルな鍛え方であの肉体を築き上げた。

アスリートのような体で作りあげた“新・横綱相撲”

<名言4>
今までにないアスリートのような体で“新しい横綱相撲”を作り上げたのは、まさに千代の富士だったと言える。
(朝潮/Number908・909・910号 2016年8月10日発売)

◇解説◇
 2016年7月31日、61歳の若さで急逝した千代の富士と同学年で、ライバル関係にあった元大関・朝潮は、「彼が一番苦手だった相手は隆の里でしょう」と語る。

「同じ右四つで、がっぷり組んだ力相撲では勝てない。だから千代の富士はスピード相撲で来たんだよね」

 体格差をカバーするために猛稽古によって筋肉の鎧を身にまとう――それまでにない横綱像を確立したのが千代の富士という力士だったのだ。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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