酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
プロ野球選手の出身地別本塁打数(2020年)を日本地図にすると… 中田翔と柳田悠岐ら“スラッガー輩出県”はどこ?
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広尾晃Kou Hiroo
photograph byHideki Sugiyama
posted2021/02/03 11:01

とんでもない長打力を誇る柳田悠岐。彼の出身地と言えば広島県だ
1米国・128本(3.8本)
ロメロ(楽)24本、オースティン(De)20本
2キューバ・60本(6.7本)
マーティン(ロ)25本、ビシエド(中)17本
3ベネズエラ・39本(3.9本)
ロペス(De)12本、メヒア(西)、ピレラ(広)11本
4プエルトリコ・37本(18.5本)
ソト(De)25本、モヤ(オ)12本
5ドミニカ共和国・23本(1本)
アルモンテ(中)9本、ロドリゲス(オ)6本
6オランダ領アンティル・9本(9本)
バレンティン(ソ)9本
7メキシコ・4本(4本)
ビヤヌエバ(日)4本
8台湾・3本(0.3本)
王柏融(日)2本、陽岱鋼(巨)1本
9米領バージン諸島・2本(2本)
ブラッシュ(楽)2本
いつの時代にも助っ人にはホームランを期待するものだが、2020年は両リーグともに日本人選手が本塁打王。外国人で30本を打った選手はおらず、1位のアメリカも大阪にならぶ128本塁打にとどまった。また最近は、外国人の救援投手が増えて外国人打者が減っていることも大きい。
そのなかでもキューバのマーティンとビシエドが手堅い活躍。ともにMLBでも実績がある打者であり、NPBにも適応した。
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やや荒っぽいタイプがプエルトリコのソト、モヤの2人も、打ち出せば手が付けられないタイプの打者だ。
シーズン60本塁打のNPB記録を持ち、WBCではオランダ代表としても活躍したバレンティンは、ソフトバンクに移籍した昨年は全く振るわなかった。今季は正念場だ。
ある意味、ホームランは「不公平なSTATS」だ。打てる選手、量産できる選手はほんの一握りだからだ。それだけにどの都道府県でも1人スラッガーが登場すれば一気に上位に上がることができる。
今季はどんなジャンプアップする都道府県が出てくるだろうか?
