マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
静岡で見つけた才能あふれる高校生。
紅林弘太郎遊撃手と栗田和斗投手。
text by
安倍昌彦Masahiko Abe
photograph byShizuoka Koko Yakyu
posted2018/11/26 07:00
駿河総合高の紅林弘太郎内野手。高校野球の世界において「すごい選手がいる」という情報は驚くほどのスピードで拡散するのだ。
静岡に2人いれば、全国には100人?
今日使っていたのは、スライダーとスプリットだろうか。
特にスプリットは、速球と変わらない腕の振りで来るから、打者が見極めきれていなかった。
「オッリャー!」と叫びながら、4回以降はほぼ完璧に駿河総合打線を抑えてみせた知徳高・栗田和斗。
7回、8回あたりの速球の強さやピッチングの勢いが、今日のMAXに見えた。このまま放っておいたら、15回ぐらい平気で投げ抜くのではないか。そんなタフネスな面も頼もしい。
秋の終わりに、思いがけず出会うことのできた逸材が2人。
静岡に2人いれば、全国には50人、100人いたっておかしくない。
そして三重の「熊野」では、強豪、新鋭が15校集まって、今年最後の「ミニ甲子園」。リーグ戦形式で、練習試合を行う。
すでにこの夏の甲子園で大奮闘した選手もいるが、新たに出会える逸材だって何人もいるだろう。
レポート、お楽しみに。