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「言わせろ!ナンバー」で振り返る、
2011年重大ニュース! 【プロ野球編】
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byNaoya Sanuki
posted2011/12/30 10:30
2011年の日本シリーズ第4戦における『森福の11球』は、球史に残る名場面だったことに異論の余地は無いでしょう
統一球導入で本塁打が激減! 投高打低の傾向深まる。
●今季、もっともHR数が期待できる日本人スラッガーは?
http://number.bunshun.jp/articles/-/122670/feedbacks
「◎中村剛也 今期、というかケガなくシーズンを過ごせば毎年の事ですが他に思い当たりません。大本命! 飛ばないボールも全く関係なし!!!!!」(takeshiさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/5576
まさか……予言者ですか!? それはさておき、takeshiさんが仰るように今季から導入された低反発の統一球をものともせず、本塁打を量産したのはおかわりくんこと西武・中村剛也ひとりだけでした。
両リーグの本塁打数を2010年度と比較すると、
セ・リーグ 2010年・863本 → 2011年・485本
パ・リーグ 2010年・742本 → 2011年・454本
と統一球の影響は一目瞭然です。「野球の華はホームラン。飛ばない統一球なんかやめちまえ!」と某球団の御老体は吼えていましたが、はたしてそうでしょうか?
●“投高打低”と“打高投低”、より野球の魅力を感じるのは?
http://number.bunshun.jp/articles/-/129723/feedbacks
「言わせろ!ナンバー」に寄せられた声は、“投高打低”を求める向きが73.3%と圧倒的でした。
「投高打低の方が魅力を感じる。杉内VSダルビッシュのような投手戦はどちらが先に崩れるのか、ファンに緊迫感を与えてくれる。チーム戦術として、相手投手を崩していく駆け引きがあるからこそ、走塁、犠打の細かな一つ一つのプレーが重要となるし、当然、1球1打席の重みが違う」(KNさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/5878
「好投手同士が1点を争うゲームだからこそ、チームバッティング、俊足の走塁、内野の好守備、外野の強肩が勝敗を分ける。投高打低の試合では、全員の走攻守のレベルが高くないと勝てない。打高投低の打ち合いの点の取り合いを喜ぶのは、野球を良く知らない人たちだ」(よ~さんさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/5903
大味な乱打戦よりも緊迫した投手戦を選ぶファンにとっては、統一球導入は歓迎すべきトピックだったのかもしれません。そんな状況下でも48本塁打を放った中村選手の記録は、やはり特筆すべき数字でしょう。