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「言わせろ!ナンバー」で振り返る、
2011年重大ニュース! 【プロ野球編】
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byNaoya Sanuki
posted2011/12/30 10:30
2011年の日本シリーズ第4戦における『森福の11球』は、球史に残る名場面だったことに異論の余地は無いでしょう
「言わせろ!ナンバー」が選ぶMVPは森福投手に決定!?
「選択肢が細かに分かれていますが、まぁ、普通に考えたら『総合力』の優勝でしょう。ホークスはリーグで打率、防御率、盗塁数トップ。打撃は内川、カブレラの加入や松田、長谷川の成長。投手は和田、ホールトンが最多勝を争い、勝ちに恵まれていないが杉内も2点前半の防御率、中継ぎ、抑えも馬原がいるし。盗塁は、本田、川崎など走りに走って12球団ダントツのトップ。統一球や広いヤフードームでも関係なし。監督・コーチも上手くまとめているのだから、この状況でどれかと選択するのはむずかしい」(たったこさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/7948
2011年の日本シリーズは、鷹と竜の一騎打ちに。ソフトバンク有利の下馬評をあざ笑うかのように中日が敵地で2連勝。落合監督が有終の美を飾るかとも思われましたが、ソフトバンクも底力を発揮して、決着は第7戦までもつれ込みました。
●日本シリーズ2011。もっとも見応えがあった試合は?
http://number.bunshun.jp/articles/-/173860/feedbacks
「地元・福岡で2連敗してしまったソフトバンクにとっては、名古屋での3連勝が必須な状況でありました。第3試合は勝利したものの、中日の鉄壁の投手陣を前に『流れ』を引き寄せるまでには至っていなかったように見えました。迎えた第4試合も初回に2点を先制したものの、それ以降はランナーを出すものの得点には結びつかない状況が続きます。一方、中日打線は着実にソフトバンク投手陣に襲いかかってきていたように感じました。そして6回、依然としてフラフラしていたホールトンが無死満塁のピンチを招き、降板。確実に流れが中日に傾き始めてきており、ソフトバンクとしては同点もしくは逆転は仕方ないと思われる状況でした。しかし、ここで登板した森福が中日打線を0点に抑える快投を披露。同点さえも許さなかったことで、第4試合だけでなく、日本シリーズ全体の流れを引き寄せたと言える『森福の11球』は見応え十分の勝負であったと思います」(KOSUKEさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/8823
じつに48.6%の方が第4戦が天下を分けた一戦であると分析しています。ソフトバンクは「森福の11球」で中日を制したといっても大げさではありません。MVPこそ小久保に譲りましたが、森福の快投は誰もが認めるところでしょう。男泣きした秋山監督と子供のようにはしゃぎまくる孫正義オーナーの姿も印象に残った、2011年の日本シリーズでした。