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「言わせろ!ナンバー」で振り返る、
2011年重大ニュース! 【プロ野球編】
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byNaoya Sanuki
posted2011/12/30 10:30
2011年の日本シリーズ第4戦における『森福の11球』は、球史に残る名場面だったことに異論の余地は無いでしょう
イチローの連続200安打記録、ついに途切れる。
●今季のイチローに望む記録は?
http://number.bunshun.jp/articles/-/113062/feedbacks
「『100年後も絶対に破られない』という観点で200本安打を選ぶ。ただし、11年ではリスクが残るので、15年連続を目指してほしい。15年連続ってことは40歳を超えちゃうのか……イチローならケガがないかぎり不可能ではないと思う。一方で、イチローもいつかは200本安打や3割以上の記録が途切れる日が来るかもしれない。それは引退に近づくことを意味するだろうし、実際にイチローが引退することを考えたら悲しくなってきた」(ichigekiさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/5286
11年連続200本安打は当然かと思われたマリナーズのイチローでしたが、今季の安打数は184本に留まり、記録更新は途絶えてしまいました。残念ではありますが記録がストップしたことで、200本安打を達成することの難しさと、10年の長きに渡って高いハードルを難なくクリアしてきたイチローの凄さを再認識させられたこともたしかです。
「もはや、存在自体が伝説の選手といっても良いではないでしょうか? できるだけ長く活躍してもらい『もう、野球人としてやり残したことは無いな!!完全燃焼だ!!』と、イチロー本人が満足するまで彼の姿を見せ続けてもらいたいです」(わ、渉です!!さん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/5318
記録の呪縛から解放された生きる伝説・イチローは、新たな高みを目指すはずです。
日本球界の至宝・ダルビッシュ有、大リーグ挑戦へ。
もはや日本人選手のメジャー挑戦は特別なトピックではなくなりましたが、今オフはヤクルト・青木宣親(推定250万ドルでミルウォーキー・ブルワーズが交渉権獲得)、西武・中島裕之(推定250万ドルでニューヨーク・ヤンキースが交渉権獲得)がポスティングによる移籍を表明し、各球団の主力選手がこぞって海を渡る見込みです。
ソフトバンクの川崎宗則と和田毅(ボルチモア・オリオールズと2年総額815万ドルで契約)は海外FA権を行使し、メジャーに活躍の場を求めました。昨季、ポスティングによるメジャー移籍を表明しながら、落札したアスレチックスとの交渉が決裂した楽天の岩隈久志も、改めてメジャーへの意思を示しています。
そして、ここ数年、オフになるたびにその動向が注目されてきた日本ハムのダルビッシュ有も、満を持してポスティングによる移籍を宣言。「1億ドル案件」とも言われる超大物投手との交渉権を獲得したのは、アメリカン・リーグ西地区のテキサス・レンジャーズ。落札金額は5170万ドル(約40億円)と推定されています。