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「言わせろ!ナンバー」で振り返る、
2011年重大ニュース! 【プロ野球編】
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byNaoya Sanuki
posted2011/12/30 10:30
2011年の日本シリーズ第4戦における『森福の11球』は、球史に残る名場面だったことに異論の余地は無いでしょう
パはソフトバンクの圧勝、セは中日が大逆転。
序盤の勢いそのままにゴールまで突っ走るかと思われたヤクルトですが、終盤戦になると故障者が続出。手負いのツバメをひたひたと追いかけるドラゴンズに激震が走ったのは、優勝争い真っ最中での落合監督退任発表でした。
●落合博満監督退任、どう思う?
http://number.bunshun.jp/articles/-/160833/feedbacks
「中日ファンですが、絶対に続投させるべきだった! Aクラスにはいるものの勝ちきれなかった中日が、常に優勝を争うチームに変わったのは間違いなく落合監督の力。しかもあからさまな戦力補強によってではなく、あくまで現有戦力で、その能力を最大限に引き出しての変革。個人的には日本野球史上、最高の監督だと思っている」(どらきちさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/7530
「私は中日ファンです。初めて名古屋球場行ったときはまだ高木守道が現役でした。勝負に徹した采配(山井の日シリの交代)、キャンプの練習量など多いし、結果を残してきてるので数字的には名監督だと思います。でも私はあまり球場にいかなくなりました。正直、落合監督が好きでないからです。やはり結果以外にも監督というものはもっとファンに対する気遣いがあってしかるべきだと思います」(尾張のうつけさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/7638
同じ中日ファンの間でも意見が真っ二つに分かれました。ここまで毀誉褒貶相半ばする監督は落合監督ぐらいのものでしょう。いずれにせよ、この退任騒動を機にチームは一丸となり、ついにはヤクルトを抑えて中日が優勝。まさに「雨降って地固まる」となりました。
パ・リーグは日本ハムが終盤戦で失速し、交流戦優勝のソフトバンクがペナントも制覇。注目の3位争いは最終戦までもつれ込み、最下位からのし上がった西武がオリックスを僅差で制してクライマックスシリーズに駒を進めましたが……。
●独走優勝ホークス、今季もっとも凄かったのはここダ!
http://number.bunshun.jp/articles/-/165378/feedbacks
ペナントレースを制したにもかかわらず、CSでロッテの下克上を許した2010年の悲劇は過去の話。ふたを開けたら3連勝の横綱野球で、西武を下したソフトバンク。故障で離脱した期間もありましたが新加入の内川は打ちまくり、和田、杉内、ホールトンの3投手で43勝を荒稼ぎ。史上初となる11球団に勝ち越してのパーフェクト優勝を称える声が、「言わせろ!ナンバー」に集まりました。