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首位ヤクルトを支える原動力、
館山昌平が負けない理由とは?
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![田口元義](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/7/5/-/img_75003d1c8e96afbf93ce622c330de78e8574.jpg)
田口元義Genki Taguchi
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2011/07/13 12:05
![首位ヤクルトを支える原動力、館山昌平が負けない理由とは?<Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/1/e/700/img_1e07d95c2f7625eec4e800b9d04f814a251929.jpg)
プロ入り後、右肘を故障し手術をしている館山昌平。いまでこそ多彩な変化球と精密なコントロールを売りにしているが、怪我の前は最速153キロの速球とシュート、スライダーで押すピッチングスタイルだった
多彩な変化球と抜群の制球力。さらに相川の頭脳も。
館山も、相川のリードを訝しがることなく「信じて投げました」とはっきりと答えた。それほど、チームの正捕手に対し全幅の信頼を寄せているのだ。
「相川さんは鋭い洞察力を持ってリードをしてくれる。相手バッターをよく見て、雰囲気を感じ取りながら“ありえない”リードをしてくれるんです。相川さんを信じて投げられていることが、いいピッチングにも繋がっているんじゃないかと思います」
多彩な変化球と抜群の制球力。そこに、相川の頭脳が加わることで、館山は不調時にも大崩れしないどころか、しっかりと「勝てる投球」をすることができるのだ。
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今日(7月13日)、先発予定である館山の相手は2位の中日。しかも、与四球で彼に匹敵する15、防御率も2位の吉見一起の登板が濃厚だ。
勝てば中日とのゲーム差を6と広げることができ、相手エースにもダメージを与えられる。
「勝てる投球」ができるか否か。今後のチームの行く末を占う意味でも、館山の今夜のマウンドは大きな意味を持ってくる。
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