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球界最高年俸は9億円の田中将大…2位以降は? 身長・体重・年齢・多い苗字をランキング化〈全登録981人を調べた〉
posted2022/04/04 17:02
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph by
Kyodo News
2022年のプロ野球が開幕して1週間が過ぎた。それに先立ってNPBは3月1日、12球団の登録選手を発表した。このデータを見ながら、いろいろランキングにしていこう。
まずは、プロ野球選手の総人数。今季は、前年7月末日と比べて32人も選手数が増加している。各チームごとに選手数を見ていく。「支」は支配下選手、「育」は育成選手、「計」は総計。カッコ内は前年の7月末日の選手数。
<セ・リーグ/支395 育83 計478(466)>
ヤクルト/支67 育7 計74(73)
阪神/支67 育7 計74(76)
巨人/支64 育38 計102(90)
広島/支66 育9 計75(75)
中日/支65 育11 計76(77)
DeNA/支66 育11 計77(75)
<パ・リーグ/支398 育105 計503(483)>
オリックス/支65 育18 計83(86)
ロッテ/支67 育9 計76(76)
楽天/支69 育15 計84(79)
ソフトバンク/支67 育37 計104(91)
日本ハム/支67 育12 計79(75)
西武/支63 育14 計77(76)
NPB計/支793 育188 計981(949)
巨人とソフトバンクの育成選手が併せて25人も増えている。昨年ソフトバンクは育成ドラフトで史上最多の14人を指名、巨人も10人を指名した。さらに、後述するが巨人、ソフトバンク共に海外から10代の若い選手を育成枠で獲得している。この2チームのファーム拡充によって選手数が増加している。
なお、日本ハムは昨年退団した海老原一佳を2018年に育成1位で指名するまで、12球団で唯一育成選手を取らなかったが、今季の育成選手は12人まで増えている。
さて、次にいろいろなランキングを見ていこう。※マークは育成選手。
日本人最長身は巨人の2人、最も小柄な164cmの選手は?
<長身選手>
203cm:ゲレーロ(ロ)投
201cm:スターリン(De)投※
200cm:秋広優人(巨)内、阿部剣友(巨)投※
199cm:ガンケル(神)投
3月に入って支配下登録されたロッテの新外国人投手ゲレーロが最長身。これも新外国人で育成投手のスターリンが2位、3位タイは巨人・秋広と育成の阿部で2mちょうど。秋広はオープン戦では出番を与えられ、14打数2安打。そして阪神のガンケルが199cmで5位である。
<小柄な選手>
164cm:滝澤夏央(西)内※
167cm:柴田竜拓(De)内、西野真弘(オ)内、福田周平(オ)外、谷元圭介(中)投、山本拓実(中)投、羽月隆太郎(広)内、石川雅規(ヤ)投、吉川雄大(楽)投、西巻賢二(ロ)内、上川畑大悟(日)内
背が低い方は昨年育成2位で西武に入った関根学園高出身の滝澤が164cm、以下167cmの選手が10人続く。現役最多勝177勝のヤクルト石川雅規、オリックスのリードオフマン福田周平、中日の中継ぎ谷元圭介と一線級の選手も含まれている。