100kg超の選手が増えた中で日本人最重量は？

＜重量級選手＞

117kg：リチャード（SB）内
116kg：ポンセ（日）投
114kg：井上晴哉（ロ）内、ロドリゲス（日）投
113kg：ビエイラ（巨）投、ギッテンス（楽）内

　球場に行くと最近、大きな選手が増えたなと実感するが、最重量はソフトバンクの中軸候補の砂川リチャード、2位は日本ハム、新外国人投手のポンセ、3位はロッテの井上晴哉と日本ハム5年目のロドリゲスだ。今季の登録選手の中で100kg以上は72人もいる。103kgの西武、山川穂高や102kgの中村剛也はもはや目立たない。

＜軽量級選手＞

63kg：村川凪（De）外※
65kg：滝澤夏央（西）内※、阿部和広（日）外※、五十幡亮汰（日）外
66kg：大城真乃（SB）投※、明石健志（SB）内

　軽量級のトップは昨年育成1位でDeNAに入団した村川凪。独立リーグ徳島からだが、筆者は昨秋に取材しただけに感慨深い。足が売りでオープン戦でも1盗塁した。2位が最短身でもある滝澤。俊足が売りの野手が多い。

　身体測定の最後にBMIの5傑を並べよう。

渡部健人（西）内・BMI 36.2（176cm112kg）
井上晴哉（ロ）内・BMI 35.2（180cm114kg）
平良海馬（西）投・BMI 33.4（173cm100kg）
中村剛也（西）内・BMI 33.3（175cm102kg）
山川穂高（西）内・BMI 33.3（176cm103kg）

　見事に？　西武ライオンズの選手が並んだ。

　BMIは西武の内野手、渡部健人が1位だ。そして5位までの4人が西武。なぜこんなに上位に固まったのか？　それは本塁打王6回の偉大なスラッガー中村剛也が登場したことで、同じような体形の選手への期待感が高くなったのではないか。事実、ほぼ同じサイズの山川穂高も本塁打王2回だ。

西武の山川　©Kiichi Matsumoto

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最年長は福留44歳、日本なら“高卒前”の外国人選手が

＜高齢・生年月日順＞

福留孝介（中）44歳（1977年4月26日）外
能見篤史（オ）42歳（1979年5月28日）投
石川雅規（ヤ）42歳（1980年1月22日）投
和田毅（SB）41歳（1981年2月21日）投
糸井嘉男（神）40歳（1981年7月31日）外

　年齢は今年4月1日時点。中日の福留はあと49安打でNPB2000安打。代打に出てファーストストライクを逃さず安打にする技は健在だ。2位の左腕・能見は阪神からオリックスに移籍。コーチ兼任で若手の指導でも手腕を発揮している。

能見は2021年の日本シリーズにも登板した　©Nanae Suzuki

　そして現役最多177勝のヤクルト石川。高津監督は石川の起用法をよくわかっている。200勝に向けて今年も少しずつ歩みを進めるのではないか。

　ソフトバンクの和田毅は松坂世代最後の生き残りになったが今年も健在。阪神の糸井嘉男は今季オープン戦の打率.346と元気いっぱいで、開幕後はレギュラーとして先発している。40歳以上はこの5人にヤクルトの青木宣親（1982年1月5日）を加えて6人だ。

＜低年齢・生年月日順＞

ヘラルディーノ（SB）17歳（2004年11月20日）内※
ティマ（巨）17歳（2004年9月25日）外※
シモン（SB）17歳（2004年9月18日）外※
デラクルーズ（巨）17歳（2004年7月29日）内※
アルメンタ（SB）17歳（2004年6月26日）投※

　今年のNPBの選手に関する大きな変化の一つが、巨人、ソフトバンクの2球団が、ドミニカ共和国から日本でいう高校卒業前の若い選手5人を育成枠で獲得したこと。

　彼らは球団のトライアウトを受けて入団したが、その多くはMLB傘下のマイナーリーグも経ずに、直接NPB球団に入団している。両球団はいわば自前でNPB仕様の外国人選手を育成しようとしているのだ。この5人以外で最も若いのはソフトバンク育成内野手の三代祥貴（2004年3月29日）だ。

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