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オグリにテイオー、ゴールドシップ…人気「ウマ娘」10頭のDNAを受け継ぐ“今年デビュー馬”たちの最新事情を調べてみたら…?
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![江面弘也](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
江面弘也Koya Ezura
photograph byTomohiko Hayashi
posted2021/08/13 17:01
![オグリにテイオー、ゴールドシップ…人気「ウマ娘」10頭のDNAを受け継ぐ“今年デビュー馬”たちの最新事情を調べてみたら…?<Number Web> photograph by Tomohiko Hayashi](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/a/8/700/img_a827666b807adf8de0d065e5787327bd382313.jpg)
武豊を背に、満員の競馬場を歩くオグリキャップ。「ウマ娘」でも人気を集める名馬の子孫たちの活躍は?
3歳馬だが、中央でただ1頭のオグリキャップの孫となるレディアイコ(父モーリス、母ミンナノアイドル)が6月19日の3歳未勝利戦(東京)でデビューした。祖父譲りの芦毛の、380kgの小さな体で、最下位の16着だった。母系をさかのぼれば、5代前の母はトウショウボーイの姉ブルートウショウ(産駒のトウショウレオはシリウスシンボリと同世代で重賞4勝)である。頑張ってほしい。
トウカイテイオーは最後の産駒で7歳になるキセキノテイオーという馬が話題になっている。乗用馬になっていたが、ウマ娘の人気を受けてトレーニングをはじめるとホッカイドウ競馬の能力検査に2度めで合格、7月22日に門別競馬場でデビューしたが大差のしんがりだった。母の父がトウカイテイオーという馬もすくなくなったが、6月にデビューして2戦連続5着のオオキニ(父アドマイヤムーン)という、名前だけで応援したくなるような2歳もいる。
スペシャルウィークとグラスワンダーは息子・孫の産駒が活躍中
17年に種牡馬を引退、3年前に死んだスペシャルウィークは4歳が最後の産駒になる。リーチザクラウン(ダービー2着、重賞2勝)とトーホウジャッカル(菊花賞)が後継種牡馬として頑張っているが、スペシャルウィークの名前は娘のシーザリオ(オークス)によって大きく広まった。彼女の息子でGⅠに勝った3頭――エピファネイア(父シンボリクリスエス)、リオンディーズ(父キングカメハメハ)、サートゥルナーリア(父ロードカナロア。ことし種付け開始)――は揃って人気種牡馬になっている。なかでも、デアリングタクト、エフフォーリアと2年連続でクラシック馬をだしたエピファネイアは、2歳馬もシゲルイワイザケ(牝)など4頭がデビュー勝ちをおさめている。