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森保Jはセットプレーを強みにする。
選手も実感する戦略の緻密さとは。 

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2019/01/24 13:45

森保Jはセットプレーを強みにする。選手も実感する戦略の緻密さとは。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

セットプレーで先制点が獲れれば、展開は一気に変わる。日本が世界で戦うための大切な手段である。

戦術家というより戦略家。

「アジアカップを決勝まで戦うとすれば、全部で7試合ありますよね。セーブするという表現はあまり好きではないですけど、ある試合で100%の力を出せたとしても、それを続けられなければ……。例えば10月のウルグアイ戦(4-3で勝利)。4-2とリードした時点で試合をコントロールすれば良かったのですが、その前に相手の3点目が入ってしまいました。そこをコントロールするのが僕だったり、麻也くんだったり、(長友)佑都くんの仕事です。

 あの試合はどう考えても、やっている選手からしたら気持ち良い試合じゃないですか。でも、気持ち良さを求めるあまり疲労をためすぎてしまったら、アジアカップのような大会では良くないですから。そうやって『マネージメント』する力をもっとつけていかないといけません」

 CKを大切にするのは、単なるセットプレーではなく、アジアカップというトーナメントを勝ち上がるための戦略の1つなのだ。

 他にもあえて練習の時間を短めに、そして夕方に行なっているのは、疲労を蓄積させずに、練習での集中力を増すためだと森保は話している。それらの効果は、本来であれば疲労の色が浮かんでくる、大会終盤に出てくるはずだ。

 戦術家というよりも、戦略家。ここまで森保監督が見せているのは、実はそんな傾向なのである。

 果たして戦略家は、ここから先どんなカードを切るのか。良し悪しを判断するのは、その手の内をつぶさに観察してからでも遅くはない。

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