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「大舞台で決める力がある」と自負。
武藤嘉紀は最前線でこそ輝くのでは。 

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飯尾篤史

飯尾篤史Atsushi Iio

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posted2018/06/15 16:30

「大舞台で決める力がある」と自負。武藤嘉紀は最前線でこそ輝くのでは。<Number Web> photograph by Getty Images

パラグアイ戦では右ウイングで先発し、2点目に絡んだ武藤嘉紀。どのポジションでW杯のピッチに立つことになるか。

武藤は最前線でこそ、輝くのでは。

 6月12日のパラグアイとのテストマッチでは、右ウイングとして先発出場を果たした。そこに、サイドでの起用に戸惑った昨年10月の姿はなかった。縦に仕掛けながら、ときおり中央に潜り込んでスルーパスを引き出し、同ポジションの原口元気との違いを見せたのだ。

「難しいところはありました。でも、監督がそこで使いたいと思ってくれるなら、それに応えないといけない。今日初めてでしたけど、うまくいったと思います。最後は岡ちゃん(岡崎慎司)と迫くん(大迫勇也)の2トップだったのかな? ああいうシステムも自分はできるし、どちらのFWとも組める。サイドも含めて、どちらでもできることを示せたと思います」

 1トップでも、2トップでも、サイドでも。献身的で、推進力のある武藤を使わない手はないだろう。

 しかし、やはり武藤は最前線でこそ、輝くのではないか。

 武藤には、ボールと運を呼び込む力、そして何よりそれを大舞台で発揮する力があるのだから――。

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