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菊花賞でダービー馬は勝てない?
ワンアンドオンリーが挑む2つの壁。
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![島田明宏](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/d/c/-/img_dc43f384ba4fc9b5cf3d05b268d3384f15734.jpg)
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byYuji Takahashi
posted2014/10/25 08:00
![菊花賞でダービー馬は勝てない?ワンアンドオンリーが挑む2つの壁。<Number Web> photograph by Yuji Takahashi](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/c/7/700/img_c7cf5e514fd1de1b08a74ac4ace0fd66343239.jpg)
ダービー、神戸新聞杯と2戦続けて抜群の勝負根性を見せたワンアンドオンリー。父のハーツクライは2004年に一番人気に支持されながら7着に敗れている。
逆転候補、注目の上がり馬は?
逆転候補の筆頭は、弥生賞と皐月賞でワンアンドオンリーに先着した良血馬トゥザワールド(父キングカメハメハ、栗東・池江泰寿厩舎)だろう。前走のセントライト記念ではイスラボニータに並ぶ間もなくかわされ2着に敗れたが、切れる脚がないぶん、距離が延びるここで、長くいい脚を使いそうだ。
神戸新聞杯でワンアンドオンリーに頭差まで迫ったサウンズオブアース(父ネオユニヴァース、栗東・藤岡健一厩舎)も上位争いをするだろう。気性的に折り合いがつきやすいし、血統的にも距離に不安はない。
デビューが今年5月末と遅れながら、神戸新聞杯で僅差の3着となったトーホウジャッカル(父スペシャルウィーク、栗東・谷潔厩舎)の勢いも怖い。
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ダービーでメンバー中最速の上がりを記録したショウナンラグーン(父シンボリクリスエス、美浦・大久保洋吉厩舎)、札幌の芝2600mで連勝してここが叩き3戦目となるゴールドアクター(父スクリーンヒーロー、美浦・中川公成厩舎)、毎日杯優勝、ダービー3着と力のあるところを見せてきたマイネルフロスト(父ブラックタイド、美浦・高木登厩舎)という3頭の関東馬にもチャンスがある。
ここで結論。
◎ワンアンドオンリー
○トゥザワールド
▲サウンズオブアース
△ショウナンラグーン
×ゴールドアクター
心情的には41年ぶりの快挙を見てみたいところだが、ワンアンドオンリーに人気が集中して馬連と馬単のオッズはそう変わらなくなるだろうから、馬連で買いたい。
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