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「さ、375万円」大谷翔平の初安打球だけでなく…「今永昇太の第1球が197万円、山本由伸ネームプレートは88万円」メジャー開幕戦グッズがお宝化
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AkiAki
photograph byNanae Suzuki
posted2025/03/31 11:01

ドジャースとカブスが東京ドームで戦った開幕戦シリーズ。グッズも大盛況だった
渋谷ではニューバランスの大谷翔平シグネチャーコレクション(井上雄彦氏がロゴをデザインしたことで話題になった)の期間限定ストア、そして虎ノ門ヒルズではドジャース没入型体験イベント「ドジャース・エクスペリエンス展」も開催された。まさにメジャーリーグによる「東京ジャック」の様相だった。
大谷の今季初ヒット球は375万円!
開幕シリーズが終わってもメモラビリアアイテムの販売は終わらない。Topps社は24時間限定で「Topps now」トレーディングカードを販売。日本人選手のカードを中心に発行枚数を伸ばした。
【第1戦】
・東京ドーム全体52377枚
・山本由伸&今永昇太65609枚
【第2戦】
・佐々木朗希22456枚
・トミー・エドマン1395枚
・大谷翔平26931枚
・マット・ショー3053枚
・大谷翔平&山本由伸&佐々木朗希99226枚
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MLBも熱が冷めない今を商機と捉えている。すでに今回のシリーズの実使用品をオークションで出品しているのだ。主な出品アイテムと金額は以下の通り。
・開幕第1戦で今永昇太が大谷に対して投げたファーストピッチボール
13120ドル=約197万円
・大谷が打ったシーズン初ヒットボール
25010ドル=約375万円
・ロッカールームに掲示された各選手ネームプレート
大谷(15010ドル=約225万円)、山本由伸(5580ドル=約88万円)、佐々木朗希(4400ドル=約66万円)、今永(2260ドル=約34万円)、鈴木誠也(3310ドル=約50万円)
日本人選手関連のアイテムは軒並み高額で落札された。現地観戦された観客にとって思い出になる逸品だろう。
MLBとして見れば、グッズ・イベント・メモラビリアと様々な面で大成功を収めたといっていい。収益面も考えると、前回開催だった2019年から6年の期間を待たずとも、またすぐに開催されそうな状況だ。ただ次回開催に向けて――チケット販売に関しては、大きな課題を残したと感じている。〈つづく〉
