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「ショウヘイと焼肉を食べた日が忘れられないな」大谷翔平と仲良しマーシュが語る“少年のように笑いあった日”《ドジャース大谷翔平BEST》

posted2025/03/22 06:00

 
「ショウヘイと焼肉を食べた日が忘れられないな」大谷翔平と仲良しマーシュが語る“少年のように笑いあった日”《ドジャース大谷翔平BEST》<Number Web> photograph by AP/AFLO

エンゼルス時代、仲が良かった大谷翔平とブランドン・マーシュ(左)。大谷からもらったアドバイスを嬉しそうに語ってくれた

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杉浦大介

杉浦大介Daisuke Sugiura

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AP/AFLO

満員の東京ドームでホームランを放ち、今季開幕から輝きを放ったドジャース大谷翔平。ワールドチャンピオンとして迎える長いシーズンを前に、エンゼルス時代のチームメイトとのエピソードを改めて紹介する。(初出:2023年10月3日/年齢・肩書などはすべて当時)

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平がメジャー6年目のシーズンを戦い終えた。打者としては打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、投手としては10勝5敗、防御率3.14。日本人初のMLBホームラン王に輝くなど、投打の両方で文句のない成績を残し、2度目のリーグMVPも確実視されている。

 ただ、9月16日に右脇腹痛で負傷者リスト入りし、残りのゲームには出場できなかった。19日には右肘の手術を受け、以降は安静を余儀なくされた。今季を通じて多くのハイライトシーンを生み出し、ケガをしても最後まで戦う意志を見せ続けた大谷を、多くの球界関係者がねぎらい、感謝の言葉を送っている。

 フィラデルフィア・フィリーズのブランドン・マーシュ外野手もその一人。2022年8月にフィリーズに移籍するまで、エンゼルスでプレーしたマーシュは、特に大谷と仲が良かった。長髪と笑顔がトレードマークの好漢は、大谷との絡みもあって日本のファンの間でもお馴染みになった。

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 大谷の手術が終わった後の22日、マーシュをフィラデルフィアに訪ねた。礼儀正しく思慮深い25歳はいつもながら丁寧に言葉をつなぎ、その口ぶりからは大谷への想いとリスペクトが溢れ出てくるかのようだった(以下、ブランドン・マーシュの一人語り)。

「2025年には投手として復帰してくれる」

 翔平がシーズン最後までプレーできず、2度目の手術を受けねばならなかったのは本当に残念だった。僕も彼のファンだし、彼はベースボールというスポーツにとって重要な存在だからね。あれほどプレーが好きな選手が、プレーできないのは悲しいことだ。

 ただ、僕は楽観的に考えているよ。翔平はブライス・ハーパー、マイク・トラウトなどと同じように、“比類なき存在”なんだ。元気に戻ってこられると思うし、これまで以上の姿になってくれるんじゃないかとすら感じる。

 もちろん僕にとってまずはこのチーム(=フィリーズ)の仲間たちが第一だけど、その一方で、彼のような選手の最善を願わずにはいられない。早く戻ってきて欲しいし、来シーズンも打者としては出場できることにエキサイトしている。2025年にはきっと投手としても復帰してくれると信じているよ。

【次ページ】 「焼肉にはイッペイもいた」

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