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「ナガトモは批判された11年後も日本代表に」バーレーン戦ホンネ採点…日本通ブラジル人記者が称える長友佑都38歳の存在「今は全員、W杯優勝を」
posted2025/03/24 06:03

前半は苦しみながらも2-0で勝利したバーレーン戦。ブラジル人記者がホンネで採点した
text by

沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph by
Kiichi Matsumoto
日本が8大会連続W杯出場を決めたアジア最終予選バーレーン戦。生中継したブラジルのテレビの解説者は「日本はこの勝利でW杯8大会連続出場を決めたが、これは大変な偉業なのだ」と伝えた。
「これまでW杯に連続して8大会以上出場しているのは、ブラジル(22大会)、ドイツ(18大会)、イタリア(14大会)、アルゼンチン(13大会)、スペイン(12大会)、韓国(10大会)、メキシコ(開催国として迎える2026年大会で9大会)、そして日本だけ。日本はすでに世界の強豪国だ」
加えて、このような評価も与えている。
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「アジアでは群を抜いて強い。のみならず、攻撃的なスタイルで、見ていて楽しい」
「W杯では過去2大会で惜しくもベスト8入りを逃したが、2026年大会は過去最高の成績を残す絶好のチャンス」
さらに「すでに2022年大会で、ドイツとスペインが痛い目にあっている。2026年大会では、すべての強豪国が日本を大いに警戒するはずだ」と指摘した。そんなブラジルでの高評価の一方で……この国で最も日本通として知られるジャーナリスト、チアゴ・ボンテンポ記者はどのように各選手を採点したか。
DFとボランチは“やや水準以下”が多かった
――それでは、この試合に出場した日本の全選手と森保監督を10点満点で評価してください。まずはGK鈴木彩艶から。
「6.0点。プレーすべき場面が限られていたからね。それでも、数少ないピンチでは落ち着いてプレーし、チーム全体に安心感を与えていた」
――最終ラインの3人は?
「右の瀬古歩夢が6.5点、中央の板倉滉が7.0点、左の伊藤洋輝が6.0点。瀬古と伊藤は時折、サイドを抜かれ、フィードもミスが目立った。特に伊藤が危なっかしかったが、先制点の場面では上田へ正確な縦パスを通した。板倉は、守備面でほとんどミスをせず、フィードも正確。ほぼ盤石だった」
――続いてボランチを。
「遠藤航が7.0点、守田英正、田中碧はともに6.0点。遠藤は、例によって攻守両面で非常に安定していた。守田は、故障上がりのせいか、彼としては水準以下のプレー内容だった。田中は守田より運動量が多かったが、守田同様、攻撃面ではやや臆病だった」
クボだけでなくカマダ、ウエダも…
――左右のウイングバックは?