サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「佐野海舟や毎熊晟矢だけでなく…」ブラジル人記者が日本代表に推す“未招集Jリーガー3人”「大迫勇也以上の貢献度」「浦和の超万能型」
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byKiichi Matsumoto
posted2024/05/23 17:01
佐野海舟や毎熊晟矢だけでなく……ブラジル人記者が推すJリーガーとは?
「5月26日に24歳になる宮代大聖(ヴィッセル神戸)だ。川崎フロンターレの下部組織育ちで早くからプロ契約していた一方で、小林悠やレアンドロ・ダミアンといった前線の選手層の厚さもあってレンタル移籍続きだった。でも2022年にサガン鳥栖、23年には復帰した川崎でそれぞれ8得点を挙げて飛躍のきっかけをつかんだね。
移籍の経緯では色々あったようだけど、ここまで大橋と同じくリーグ3位タイの7ゴール。ヴィッセルが首位争いを繰り広げる中で、今季は大迫勇也や武藤嘉紀、山口蛍ら経験豊富な選手がいる中で最も勝利に貢献している、と表現しても言いすぎじゃないんじゃないかな。興味深いのは宮代が本来のFWではなく、主に4-3-3のインサイドハーフとしてゴールに絡んでいる点。複数ポジションをこなしつつ自らの良さを活かすという意味では、渡邊と共通する器用さを感じるんだ。あとは得点ランキング2位のジャーメイン良(29/ジュビロ磐田)も見てみたいけど、こちらはFWの招集メンバー次第かな」
森保監督のメンバー選考に期待しているよ
――最終予選に向けて、森保監督にはどんな選考を期待しているでしょうか。
「北朝鮮戦では特殊な環境のアウェーマッチがスケジューリングされていたから、ベテランの長友佑都を呼んでいたね。世代交代は大事。その一方で年齢を問わず〈現時点で調子のいい選手、チームビルディングのために必要な選手を呼ぶ〉という考え方は、セレクションする立場にある代表監督が持っていてほしい観点だと思う。
もちろん一番の目標は2年後の2026年W杯だけど、Jリーグを含めた日本の全選手にモチベーションを与えるような、新鮮なサプライズがあるといいかな。もちろん森保監督にとっては広島の地は縁深く、新スタジアムへの思いはひとしおのようだ。大迫や大橋、川村拓夢(24)といった広島勢も含めて、オッと驚かせるようなメンバー選考をしてくれると嬉しいな」