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「すべてのランナーをサポートしたい」。“スポーツのためのホーム”を掲げるNIKE GINZAに創られたNIKE RUNNER’S HUBとは

posted2024/05/30 11:30

 
「すべてのランナーをサポートしたい」。“スポーツのためのホーム”を掲げるNIKE GINZAに創られたNIKE RUNNER’S HUBとは<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

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福田剛

福田剛Tsuyoshi Fukuda

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Yuki Suenaga

 5月11日土曜、観光客で賑わう銀座の街もさすがに人影がまばらな朝8時。ランナーたちが続々とNIKE GINZAに集まってきた。

 昨年12月にオープンしたNIKE GINZAは、“スポーツのためのホーム”をというメッセージを掲げ、日々をアクティブにスポーツを楽しむことを手助けするようにデザインされたコンセプトストア。店内には、ランナーに向けてさまざまなサービスを提供する“NIKE RUNNER’S HUB(ナイキ ランナーズ ハブ)”が設置されている。

 この日は、ナイキが定期的に開催するランニングセッション“NRC Live”が、ここNIKE GINZAで開催された。

 参加者たちはNIKE RUNNER’S HUBで受付を済ませると、“TRY IT ON(トライ イット オン)”コーナーへ。TRY IT ONとは、ナイキの最新シューズを試し履きできるサービスだ。トライアルシューズは定期的に更新される。この日は、シリアス (「速さを求めるランナーのため」)のレースシューズである「ナイキ アルファフライ 3」を試せるとあって、ほとんどの参加者が利用していた。

 着替えを終えたランナーたちは、東京のランナーにとっては聖地とも言うべき、皇居へ。この日のセッションは1周5kmの皇居を2周、合計10kmをペースタイムで4つのグループに分かれ、ペースを維持しながら走る。各グループで、ペーサーと呼ばれる、ランニングやシューズのアドバイスをしてくれるNIKE GINZAのスタッフが一緒に走りランナーをサポートする。

「みんな元気に楽しく走りましょう!」。ペーサーが声をかけると一緒に走るランナーの顔に笑みが広がった。

 約1時間の皇居ランでNRC Liveは終了。ストアに戻るとスタッフがハーブティーでお出迎え。着替えを終えた参加者の中には、ペーサーに自分に合ったランニングシューズのアドバイスをもらったり、普段の練習について質問をしたりする姿も見受けられた。

「走り方はもちろん、例えば試合前に寝れないんですけど、どうしたらいいですかという睡眠に関するものや、あとは普段は仕事をしているので、どうやってランニングのための時間を作って練習していますかといった生活に踏み込んだ質問まであります」と、NRC Liveを担当するコーチの森橋完介は語る。

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