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太りすぎと酷評のアグエロ&脆い守備 ペップの魔法も効かない不振シティ、何が起きている? 

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粕谷秀樹

粕谷秀樹Hideki Kasuya

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posted2020/12/02 17:00

太りすぎと酷評のアグエロ&脆い守備 ペップの魔法も効かない不振シティ、何が起きている?<Number Web> photograph by Getty Images

噛み合わないマンチェスター・シティのグアルディオラ監督とアグエロ。チームと自身の“コンディション改善”をできるか

 新型コロナウイルスの感染拡大により世界中が息苦しくなっている。プレミアリーグも12月第1週から一部の試合で2000人前後の観客をスタジアムに入れる予定だが、日常を取り戻すまではまだまだ時間がかかるだろう。当然、各チームは非日常の闘いを余儀なくされる。

「現実主義者がプレミアを制すのでは」

 コロナ禍にもかかわらず、なぜかプレミアリーグの選手交代は3人までを貫いている。非日常に対応せず、従来のルールに戻したのだ。

 そのしわ寄せは全選手に及び、前述の疲労→負傷→長期の戦線離脱があらゆるチームで繰り返される恐れがある。一流プレーヤーを数多く揃えるシティでも、アクシデントが頻発するリスクは避けられない。

「理想追求型ではなく、現実主義者がプレミアリーグを制するのではないだろうか」

 こう指摘するイングランドのメディアも少なくない。コロナ禍とプレミアリーグの強度、過密日程などを考慮すると、リスクを冒してゴールを狙うチームより、内容は乏しくてもポイントを落とさない堅実型が有利だ、という趣旨だ。

攻撃が大前提のペップにとって逆風か

 シティにとっては逆風である。1点のリードを奪っても、2、3、4点目を狙うのが彼らのスタイルだ。ポゼッションに基づくアタッキング・フットボールが世界中で人気を博し、高く評価されていることは改めていうまでもない。

 ましてグアルディオラは、バルセロナでもバイエルン・ミュンヘンでも、攻撃を大前提としてチームを創ってきた。

 しかし、世界は非常事態にある。理想を追求できる環境ではない。

【次ページ】 来年にはデブライネも三十路である

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