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太りすぎと酷評のアグエロ&脆い守備 ペップの魔法も効かない不振シティ、何が起きている? 

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粕谷秀樹

粕谷秀樹Hideki Kasuya

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posted2020/12/02 17:00

太りすぎと酷評のアグエロ&脆い守備 ペップの魔法も効かない不振シティ、何が起きている?<Number Web> photograph by Getty Images

噛み合わないマンチェスター・シティのグアルディオラ監督とアグエロ。チームと自身の“コンディション改善”をできるか

 DFラインに不安があり、シルバの代役が見当たらず、アグエロはコンディション不良で苦しんでいる。それでもあえてリスクを冒すようだと、不振から脱出できないまま中盤戦、いつの間にか最終盤を迎えかねない。

 プレミアリーグの9試合目は、リヤド・マフレズのハットトリックなどで5-0の大勝。得失点差をプラスに戻したが、相手は今シーズン1勝しかしていないバーンリーだ。この一戦だけで完全復活と表現するのは早計である。

 12月はマンチェスター・ダービーがあり、好調サウサンプトン、レベルアップしているエバートンなど厳しい相手も続くだけに、得失点差がふたたびマイナスに戻ったとしても不思議ではない。

来年にはデブライネも三十路である

 フェルナンジーニョ35歳、アグエロ32歳、デブライネも来年6月には三十路を迎える。来年1月の移籍市場でグアルディオラのプランに即フィットできる大物、例えばダビド・アラバ(バイエルン)を獲得してDFラインのテコ入れを図るのか。それとも、夏の市場で抜本的な改革に着手するべきなのか。

 シティは、非常に難しい局面を迎えている。

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