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“大混戦”全日本大学駅伝で見えた3強「駒大、東海大、青学大」の課題とは

posted2020/11/02 17:02

 
“大混戦”全日本大学駅伝で見えた3強「駒大、東海大、青学大」の課題とは<Number Web> photograph by KYODO

ゴール直前で東海大・名取燎太(左)をかわし、前に出る駒大のアンカー・田澤廉

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生島淳

生島淳Jun Ikushima

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KYODO

 全日本大学駅伝。

 実に、いいレースだった。

 8人でタスキをつなぎ、100km以上の距離を走っても決着がつかない。

 駒澤大と東海大のマッチレースは見ごたえがあり、ラスト1kmの手前で駒大の2年生エース、田澤廉がスパートをかけ、決着をつけた。

 駒大の優勝は6年ぶり。62歳を迎えた大八木弘明監督は、昨年は愛弟子の中村匠吾をオリンピック代表へと育て、そして駒大も新たな時代を迎えようとしており、還暦を超えて「第2のピーク」を作ろうとしている。

大混戦の背景に「ミス」と「エース」

 今回の全日本、戦前は青山学院大、駒澤大、東海大の3強と見られていたが、フタを開けてみると大混戦。3強はそれぞれトップに立つ場面もあったが、ミスもあり、それが混戦の原因となった。

 レース後の会見で、当事者として冷静な分析をしてくれたのが、6位に終わった東洋大の酒井俊幸監督だった。

「優勝した駒澤さん、2位の東海大さんはミスが1区間で、青山さんは3区間ミスがありました。やはり、上位に来るチームはミスが少なく、かつエースがいる学校だと思います」

 酒井監督の分析通り、キーワードは「ミス」と「エース」である。例年以上にこのふたつの単語が持つ意味が大きかった。

東海大&青学の敗因は?

 優勝した駒大は、2区で1年生の花尾恭輔(鎮西学院)が9位に後退、4区までは7位と流れに乗れなかったが、5区の酒井亮太(2年・西脇工)が3位へと引き上げ、6区、7区と巧みにつないで、他大学が恐れるエース田澤にタスキを渡した。

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