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【大学ランキング】夏の五輪、出身大学1位は? 福原愛も選んだ「早大トップアスリート入試」の裏側
text by
小林哲夫Tetsuo Kobayashi
photograph byTakuya Sugiyama
posted2020/10/13 17:03
卓球代表の福原愛も2007年に早稲田大のトップアスリート入試で入学している
【ランキング】歴代のオリンピック代表の出身大学は?
歴代のオリンピック代表の出身大学別ランキング(在校生を含む) を見ると、大学がスポーツに力を入れてきた歴史がわかる。戦前は東京帝国大、東京高等師範学校、東京商科大などエリート学生も少なくなかったが、戦後は私立大学が台頭する。〈1912年から2016年まで大会別ランキングを全部見る(https://number.bunshun.jp/articles/photo/845349)〉
1960年ローマ大会の中央大は陸上、水泳、レスリング、ボクシングで圧倒的な強さを示す。1964年東京大会では日本大、早稲田大が1位を分け合った。日本大は水泳代表として12人を送り出している。2024年パリ大会を目指す池江璃花子が日本大に入学したのは、同大学水泳部の伝統に惹かれてのことかもしれない。
1976年モントリオール大会からは日本大と日本体育大が競い合う。最近ではこの2校に早稲田大が加わったのは、前述したように、同大学でトップアスリート入試を導入したことが大きい。
大学生オリンピアンはまだまだ不滅だ。
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