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リバプールがマンCに雪辱を果たす!?
今季のプレミアリーグを大胆予想。

posted2019/08/09 08:00

 
リバプールがマンCに雪辱を果たす!?今季のプレミアリーグを大胆予想。<Number Web> photograph by Uniphoto Press

8月4日に行われた「コミュニティ・シールド」マンチェスターC対リバプールは、1対1のままPK戦にもつれ込み、5対4でマンCが勝利を収めた。

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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 国内では全英女子ゴルフがクライマックスを迎え、クリケット界伝統のテストマッチがオーストラリアで展開され、レース界ではF1ハンガリーGPも開催された8月最初の週末。イングランド国内各紙から最も強く感じ取れたのは、サッカー界のシーズン到来ムードだった。

 フットボールリーグ(2~4部)は一足早く、8月2日に今季開幕戦が行われ、翌週にはプレミアリーグも開幕を迎える。3日付けの『ガーディアン』紙では計6ページ、翌日の『サンデー・タイムズ』紙では計10ページと、いわゆる高級紙でもスポーツ面の半分をサッカーが占めた。

 4日にウェンブリー・スタジアムで行われたコミュニティ・シールドは、前シーズンのリーグ覇者とFAカップ王者が顔を合わせるプレミア開幕前哨戦である。今回は、昨季マンチェスター・シティが国内三冠を制したため、勝ち点1差でリーグ2位に終わったリバプールと対戦した。

 試合はフルタイムを1対1で終え、ハイレベルなリーグ優勝争いの「予告編」となった。

新たな対抗意識が芽生えている。

 昨季と同じ二頭立てでも興醒めはなし。マンCが14連勝のラストスパートを見せれば、リバプールもシーズンを1敗のみで追いすがり、両軍合わせて184得点、195ポイントを奪ったクオリティとスリルの再現が期待できる。

 新たな対抗意識が芽生えている両チームのファンも、ウェンブリーのスタンドから本気モードだった。キックオフに先立って両軍のアンセムが流れると、マンC陣営は『ユール・ネバー・ウォーク・アローン』にブーイング。リバプール陣営も続く『ブルー・ムーン』をかき消そうとブーイングのボリュームを上げた。

 試合中も、記者席前方にいたカップルは、身につけたユニフォームの背にその名前が書かれたダビド・シルバのクールなチャンスメイクぶりとは対照的に、リバプール側が繰り出す“口撃”に逐一席を立って叫び返していた。ピッチ上の両軍も開始早々からハイテンポでオープンな攻戦モード。前半にしてマンCのペップ・グアルディオラ監督が第4審判への抗議でイエローをもらう一幕まで見られた。

【次ページ】 飽くなき勝利への意欲を示すスターリング。

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