私とDo 特別編BACK NUMBER

<いつ飲む?何飲む?どう飲む?> サプリメントガイド~ランナーのサプリ生活編~ 

text by

林田順子

林田順子Junko Hayashida

PROFILE

photograph byNanae Suzuki

posted2014/04/04 10:00

<いつ飲む?何飲む?どう飲む?> サプリメントガイド~ランナーのサプリ生活編~<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

 ランニングは練習量と体重がタイムを大きく左右します。実際、記録更新を狙って、身体を絞るための節制をしている方も多いでしょう。競技の特性を考えると、ランナーの適正体重は、一般の人よりもやや低いところにあるといっても過言ではありません。

 けれど体重ばかりに目を奪われるのは危険です。体重が減ったとしても、走るために必要な栄養が不足すれば、いくら練習を積んだところでベストな状態とはほど遠いからです。

 そもそも厚生労働省が出している栄養摂取量の基準は普通の生活をしている人が対象。日々、一生懸命練習に励むランナーに必要な栄養は基準より当然増えます。にもかかわらず、ダイエットで食事を絞れば、足りない栄養素がさらに不足してしまうのです。

 一番顕著なのはたんぱく質。一般成人の摂取基準は体重1㎏あたり1gと言われていますが、トップアスリートでは2.5gにもなります。市民ランナーなら練習量によりますが、2g前後は摂ったほうがいいでしょう。食事で補うこともできますが、多くの場合たんぱく質を増やすと、脂質も増加する傾向にあり、体重増につながりかねないのです。

正しい食生活に、補助的にサプリメントを。

 栄養をしっかり摂りつつ減量するというのは、とても難しいこと。基本は正しい食生活にありますが、補いきれないところはサプリメントを利用するといいでしょう。

 もうひとつ、減量には食事の仕方も重要です。基本は朝食をしっかり食べて、夕食を絞ること。基礎代謝の約10%は食事の熱産生によるもの。朝食を抜くということは、この代謝の一部を放棄するということになります。また朝食を抜くと、身体や脳の働きが鈍くなり、日中の活動量が落ちる一因にもなります。

 練習と同様、食事も一朝一夕で改善するのは難しい面があります。まずは正しい食生活、そして効率的にサプリメントを活用する。これを習慣化することで、万全の状態でレースに臨むことができるのです。

1 2 3 NEXT

陸上の前後の記事

ページトップ