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「言わせろ!ナンバー」で振り返る、
2010年重大ニュース! 【サッカー編】
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byKaoru Watanabe/JMPA
posted2010/12/31 08:00
「岡田監督、ごめんなさい!」がW杯終了後の流行語に。
「開幕前にあんだけぶっ叩いておいて、どのツラ下げて続投要請などできようか。『いや続投要請は協会がやるのであって別に世間一般のムードとは関係ありません』というのかもしれないが、協会がやるとすれば、間違いなく世間の見る目が開幕前とはガラっと変わったことを意識してるに決まってる。その『世間一般』を構成する一個人として、しらっと『岡ちゃんもっかいやって』などと調子のいいことを言えるほど私は恥知らずじゃない。開幕前に過度の岡田監督バッシング、日本代表へのあからさまな不信感を言いつのっていた向きに対し『そこまで言うことなの?』『それは違うんじゃないの?』と疑問をはさむ事ができなかった責任を取る意味でも『岡田さんすみませんでした。もう、余計な心労はかけさせません』と謝罪したい。針のむしろの日本代表監督は、新たに意欲がある人へ任せるべし」(わたじゅんさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/511
わたじゅんさんのように、岡田監督に申し訳なさを感じた人は大勢いると思います。「岡田監督、ごめんなさい!(もしくは『岡ちゃん、ごめんね』)」という言葉は、W杯終了直後のスポーツ・メディア界の流行語大賞でしょう。
●日本サッカー、外国人監督のほうが優秀か?
http://number.bunshun.jp/articles/-/66287/feedbacks
岡田監督が続投を固辞し、新監督選考の動きが活発化。岡田監督は結果を出しましたが、オシム前監督が病に倒れなければ南アで指揮ををとることはなかったでしょう。トゥルシエ、ジーコ、オシムと外国人が就いてきた日本代表監督の座。後継代表もやはり外国人?
「外国人監督のほうが優秀なのではなくて、優秀な監督だからこそ外国である日本で監督という仕事ができるのではないか。当然、自国もしくは自分がプレーしていた国で監督としての実績があるからこそ、日本代表もしくはJリーグのチームが目をつけて招聘するのであって、優秀でない外国人監督も山ほどいるだろう。ただし、全体的にみるとまだまだ外国人のほうが優秀な監督が多いことは明白である。それはヨーロッパのリーグで活躍している日本人監督がいないことからも見て取れる。日本人も優秀な外国人監督からたくさんのことを学び、実践し、実績を残してヨーロッパのリーグへ活躍の場を広げてもらいたいと思う」(tripledoubleさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/3079
じつに72.5%の方が「まだまだ外国人監督のほうが優秀だ」と回答。海外で活躍する選手は増えましたが、指導者に関してはまだまだ。日本人監督の国際経験の少なさを指摘する声が目立ちます。
「日本人も優秀なコーチはいます。ただ監督となると外国人には劣るような気がします。チームを勝たせるための戦術やモチベーションの上げ方、あるいは交代選手の使い方など、『監督力』がイマイチ日本人には足りない。それは日本人の頭が固いのか、外国人特有のサッカーが体に染み付いているからなのかわかりません。例えば シーズン途中で監督が解任されたチームの後任監督が外国人だとチーム再建の期待ができますが、日本人だとその場しのぎの感がぬぐえません」(k-sukeさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/3078
新監督に就任したのはご存じの通り、イタリア人のザッケローニ氏。「日本代表の監督は日本人に任せるべき」という雰囲気が醸成されるには、まだまだ時間が掛かるのかもしれません。