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「言わせろ!ナンバー」で振り返る、
2010年重大ニュース! 【サッカー編】
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byKaoru Watanabe/JMPA
posted2010/12/31 08:00
地獄のような混乱を経て、歓喜の一瞬が訪れた!!
戦前の期待値の低さは、もちろん岡田監督自らが招いたもの。この時点で、じつに66.7%の方が「支持しない」と明言していました。大会直前まで安定しなかった岡田監督への手厳しい評価は、W杯後の現在でも簡単には否定できないものなのかもしれません。
「相手によってシステムを変えることは必要だと思うが、この直前にきて試合のたびにシステムやポジションを変えられては、選手も混乱するのでは。もう3日後が本番だというのに4-5-1の新システムをテストして、本田の1トップ機能せず、と言われても……。とはいえ、どのシステムを採用しても“走る”ことさえできればある程度の善戦は可能だと思うので、なんとか奇跡を起こしてほしい!!」(TAMAさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/14
選手たちは自主的にミーティングを重ねて、自分たちがやるべきことを確認し合ったと聞きます。われわれ以上に混乱させられたのは、実際に戦う選手たちだったはず。
「現状認識と予測の甘さというのは、太平洋戦争の時と同様に日本の文化なのかもしれん……。頑なに守ったポリシーを捨て、今更現実主義に走ったからと言って、何を得られるというのだろうか。理想に敗れ(攻撃的戦術を捨てる)、現実にも敗れ(3戦全敗)、残るのはただただ焼け野原のようになった日本のサッカーファンの“心の焦土”ではないかと」(GTさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/10
指揮官の戸惑いは応援するファンにも伝播していたのでしょうか……。監督、選手、ファンが不安を抱えたまま、初戦のカメルーン戦を迎えたのです。
祝!グループリーグ突破……だが課題も残した日本代表。
6月14日、ブルームフォンテーンで行われたカメルーン戦。
前半39分、右サイドの松井大輔が上げた左足のクロスを、本田圭佑が決めて先制。後半はカメルーンの攻撃を凌いで逃げ切り、勝ち点3をものにしました。幸先良いスタートに、第2戦となるオランダ戦に向けて期待が高まります。
●オランダ戦もカメルーン戦と同じスタメンで行くべきか?
http://number.bunshun.jp/articles/-/29766/feedbacks