スポーツはカタチから入る方なんですBACK NUMBER
サマーシーズンに必須!!あらゆるシーンに対応するスポーツサングラス。
text by
奥山泰広&高成浩Yasuhiro Okuyama & Seikoh Coe(POW-DER)
photograph byNanae Suzuki
posted2012/06/28 06:00
「まさかの衝撃」や飛来物から眼をプロテクト!
奥山 ところで、高さんは自転車で走行中、ヒヤッとしたことあります?
高 そんなのしょっちゅうだよ。ミニスカートの女のコをガン見していて危うくタクシーに追突しそうになったり、クルマの助手席に座っている巨乳女子に気を取られて電柱にぶつかりそうになったり……。
奥山 そのままぶつかって、脳ミソをリセットした方が良かったんじゃないっスか。そんなんじゃなくて、クルマの跳ね石が飛んできたことありません?
高 そうそう。ときどき跳ね石が飛んできて、ヘルメットにカチンと当たるんだよね。顔に当たらなくて幸いだったけど、あれが目に入ったら大事故だよ。
奥山 だからLIONを薦めているんです。スワンズのサングラスに採用されているペトロイドレンズは耐衝撃性、耐熱・耐寒性、難燃性、軽量性に優れたポリカーボネート製なんです。宇宙服のヘルメットシールドにも使われているくらいタフな素材ですから、跳ね石なんて楽勝で跳ね返しちゃいますよ。
高 スワンズのメーカー「山本光学」は、レンズ作りに秀でているからね。
奥山 そのとおり! レンズの映り込みやギラツキを抑える反射防止コートや、水、埃、塵などを弾いてクリアな視界を確保する特殊表面コーティング、強い陽射しや眩しさをカットするミラーコートなどがあります。もちろん、紫外線対策にも抜かりはありませんよ。スワンズのUVカットレンズは、有害な紫外線を99.9%カットするんです。
高 ちょっと待って。みんなサ、「紫外線は有害」って頻繁に口にするけど、ホントに紫外線のことを、光のことを理解しているのかな!?
奥山 ちゃんと理解してますよ。っていうか、お得意の“オヤジの蘊蓄”が始まりますか~!?
有害な光線は紫外線だけじゃない!?
高 色ってのは光の波長の違いなんだよ。人間が判別できる波長は400nm(ナノメートル)から780nmの間、いわゆる可視光線と呼ばれる範囲で紫→青→緑→黄→赤と変化するワケ。400nmより短い波長が紫外線、780nmより長い波長が赤外線と呼ばれ、その紫外線が身体に害を及ぼすってワケだな。
奥山 へえ~(あまり興味なし)。
高 でもさ、可視光線の中に400~495nmのブルーライトというのがあって、コイツがまた強力なエネルギーも持っているんだな。網膜の寿命を短縮させ、眼の難病「黄斑変性症」の原因とされているんだけど、そんなコト誰も言わないだろ!
奥山 へへ~ん、知ってますよ。スワンズのフラーレンレンズは、そのブルーライトという特定波長のみを減退させるんです。その他にも水面や路面、ガラスなどに乱反射する光線を効果的にカットする偏光レンズなど、機能性に優れたレンズがずらりとラインナップ。どうだ、まいったか?
高 がちょ~ん。まいりました。でもさ、カタログを見ると、そのすべての機能がひとつに集約されているわけじゃないぜ。
奥山 サングラス選びはスポーツのジャンルや使用状況に配慮し、シーンや使い方に適したレンズを優先します。で、僕がこのLIONシリーズをイチ押しするのは、レンズの脱着&交換が容易だから。つまり、異なる機能を搭載したレンズをスペアとして持っていれば、様々なスポーツに的確に対応できるんです。例えば、釣り人の高さんには、このLION-0063をお薦めしましょうか。
高 ふ~ん、ブラックのフレームと偏光スモークレンズが渋いね。でもサ、偏光レンズって、微妙な距離感がわかり難いんじゃないの? ほらっ、ゴルフ中継を見てるとさ、ほとんどのプロゴルファーはグリーン上でパッティングするときにサングラスを外すじゃん!? あれって、サングラスをしたままだと芝目や微妙なアンデュレーション、距離が読めないからだって聞いたぜ。