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「ショウヘイが仕留めた」MVPトリオでフル出場は大谷翔平だけ…なぜ“開幕8連勝”できたのか? ドジャースに敗れた対戦球団への「ある違和感」
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笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byGetty Images
posted2025/04/04 11:05

3日のブレーブス戦でサヨナラとなる今季第3号ホームランを放った大谷翔平
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ドジャースと対戦した球団への“違和感”
とは言え、対戦相手の野球にもどかしさを覚えたのも事実だ。特にタイガースの攻撃は酷かった。
第2戦の8回まで得点圏に走者を置いた状況で19打数無安打、16三振。得点圏にランナーがいれば、何とかして、くらいついてでも、インプレーを生もうとするのが野球というものではないか。その中で三振率84%を超える攻撃とは何なのか。
“追い込まれても我々の支持するデータ通りにプレーしろ”
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現代野球ではアナリストが導き出したデータに沿ってプレーすることを求める球団がとにかく多い。コンピュータに支配されたロボット野球が多ければ多いほど、ドジャースは勝ち星を重ねるのに苦労はしない。
データを取り入れた上で進塁打、犠飛などのプロダクティブ・アウト(得点のための生産的なアウト)を選手全員が実践するのがドジャース・ベースボール。今季も100勝超えは間違いないと感じた開幕8連勝でもあった。
