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選手層が厚すぎる青学大「箱根駅伝にBチームも出走していたら何位だった?」を検証してみた〈Aチームは10分以上の大差で圧勝〉 

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佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

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posted2022/01/28 17:01

選手層が厚すぎる青学大「箱根駅伝にBチームも出走していたら何位だった?」を検証してみた〈Aチームは10分以上の大差で圧勝〉<Number Web> photograph by JIJI PRESS

今年の箱根駅伝で、2位の順天堂大学に10分以上の差をつけて総合優勝を果たした青山学院大学。もし「Bチーム」が出走していたらどうなってたのかを検証してみる

 練習がプログラミング化されており、その時期に毎年、同様の練習をこなし、全体の走力を見極めていく。長くデータを取り続けていれば、選手がどのくらい練習を消化できれば、どのくらい走れるようになるのかが可視化できるのだ。

 選手は、全国からトップレベルの実力者が入学し、入寮とともに競い合う。各学年の競争意識は高く、自ら率先してジョグの距離を増やすなど個々で力を高めており、お互いに厳しい練習をこなしていく中で仲間意識も強固になっていく。そうした強くなるためのサイクルが当たり前のように自然と成り立っている。ボンヤリ走っていたり、ミスをすると浮いてしまうような厳しいムードを、監督やコーチではなく選手自身が醸成しているのだ。この徹底した自立の精神は先輩から後輩へと受け継がれている。これは真似しようにもすぐに同じ環境を作り上げることは難しい。この精神が根底に脈々と流れている限り、チームが大崩れすることはない。それが青学大の駅伝での安定感を生んでいる。

 4月から始まる新シーズンの青学大は、この分厚い選手層を武器にさらに栄華を極めそうだが、3大駅伝制覇や箱根連覇に大きな役割を果たすのは、Bチームの選手や故障して悔しい思いをしている選手たちであることは間違いない。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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