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田中将大、桑田真澄、渋野日向子……夕刊紙&タブロイド紙の大好物「人事」「熱愛」がオヤジ心を刺激する 

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プチ鹿島

プチ鹿島Petit Kashima

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posted2021/02/03 17:00

田中将大、桑田真澄、渋野日向子……夕刊紙&タブロイド紙の大好物「人事」「熱愛」がオヤジ心を刺激する<Number Web> photograph by Getty Images

田中の入団会見には楽天の三木谷会長、立花社長、石井監督件GMも同席。まさにVIP待遇だった

『「開明派」桑田氏電撃入閣で「罰走」阿部2軍監督は後退』(夕刊フジ1月14日付)

 いいですねぇ。とたんにキナ臭い。

 夕刊フジの担当記者は解説する。

 ・いちコーチの就任会見を監督と2人きりで行ったこと自体、重大なメッセージを持つ。

 ・原監督が最も敬愛する藤田元司監督の背番号「73」を用意。同じ師を仰ぐ同志として、桑田との過去の因縁は氷解した。

 ああ、おじさんは「人事」が好き。

 考えてみれば野球には人事がたくさん詰まっている。監督人事、ドラフト、トレード、FA……。試合の選手起用もすべて人事と考えることができる。

野球にはおじさんを刺激する案件が詰まっている

 あーでもないこーでもないとおじさんの心と興味を刺激してやまない案件が野球には詰まっているのだ。そういう意味で桑田人事解説はタブロイド紙には必須と言える。

 では原と桑田は距離が近くなかったのになぜ今回桑田は入閣したのか。夕刊フジは阿部2軍監督への不安をあげていた。

 阿部2軍監督は昭和式スパルタで、

《惨敗後に選手に課す罰走などが一部ファンやメディア、果てはダルビッシュ(パドレス)らスポーツ各界からも批判を浴び、球団や親会社にも心配する声がある。》

 そこで原監督が登板させたのが桑田だと。少年野球の指導や大学院での研究などを経た桑田は“開明派”(by夕刊フジ)。

 たしかに、ソフトバンクに2年連続で日本シリーズでボコボコにされた巨人は「強さ」をアピールすることはできない。それならせめて「新しさ」「先進さ」を選択するという方向なのかもしれない。

 しかも桑田コーチがどう振舞うか。これなら話題も集まる。

 日刊ゲンダイは『巨人 桑田という“劇薬”投入 最初にぶつかるのは誰?』(1月30日付)。

 ああ、さっそく下世話でいいです。今年は桑田でネタに困らないだろう。

 さて次。

 今度は夕刊紙&タブロイド紙が食いつく正真正銘のゴシップ案件。それは「しぶこ」。

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