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田中将大、桑田真澄、渋野日向子……夕刊紙&タブロイド紙の大好物「人事」「熱愛」がオヤジ心を刺激する

posted2021/02/03 17:00

 
田中将大、桑田真澄、渋野日向子……夕刊紙&タブロイド紙の大好物「人事」「熱愛」がオヤジ心を刺激する<Number Web> photograph by Getty Images

田中の入団会見には楽天の三木谷会長、立花社長、石井監督件GMも同席。まさにVIP待遇だった

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プチ鹿島

プチ鹿島Petit Kashima

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 田中将大、東北楽天イーグルスに復帰!

 スポーツ紙では1月27日のスポーツニッポンが圧巻だった。一面で大きく『楽天復帰 マー 今週中にも決定』。

「楽天復帰が決定的な状況であることが26日、分かった」

 お、言い切ったぞ。

 どうなるか見守っていると28日に正式発表。スポニチの一人勝ちである。

 翌日の各紙は一斉に田中復帰について書いたが、するとこんなことを言いだす新聞があらわれた。

「本紙は昨年10月9日発行の1面で田中の楽天復帰の可能性を報じた」

 東スポである。

 たしかに調べてみると、

『田中 楽天復帰?年俸25億円用意 米球団とガチ勝負へ』(2020年10月10日付)

 と書いていた。

野次馬精神を満たすことが使命

 記事にはヤンキースとの残留交渉について「難航するのではないか」という見解もあるとし、楽天球団関係者の「もし田中が国内復帰を選択肢に入れてくれているなら、イーグルスは絶対に動かなければいけない」という言葉を紹介している。

 ここまで読んでそれはスクープではなく「期待」だろうと思ったあなた、その通りです。

 野次馬精神で先回りして書いちゃうのです。夕刊紙&タブロイド紙に求められる「役割」の一つと言える。夕方、お仕事終わりのおじさん達には塩分高めの記事が合う。

 こういう役割はたとえば次の話題でも見ることができた。桑田真澄氏の巨人復帰の件だ。

 朝刊スポーツ紙でも大きく報じられたが、夕刊紙&タブロイド紙にはいい感じで野次馬という名の調味料がふりかけられていた。

【次ページ】 野球にはおじさんを刺激する案件が詰まっている

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