酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
ドラフト出身校番付、ここ10年でまとめると 高校横綱は大阪桐蔭、大学横綱&東大卒は…
posted2020/11/07 11:04
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph by
Hideki Sugiyama
2020年のドラフト会議では育成も含め、123人のアマ選手が指名された。
プロへの道を歩み出す彼らも含め、ここ10年の高校、大学別の輩出したプロ野球選手数を調べて番付にしてみた(※編集注:番付は記事の最後に掲載しています。NumberWeb以外の外部サイトでお読みの方で番付をご覧になりたい方は、関連記事の『【全番付】ここ10年のドラフト出身校番付。昭和&平成甲子園最強校、プロ野球最強投手&野手番付なども!』をご覧ください)。
2011年から2020年までの10年間で、何人の選手をプロに送り込んだか。高校生は大学、社会人、独立リーグを経由した選手も含んだ。大学も社会人以降を経由した選手も含んだ。ただし中退者は含まず、ドラフト順位、本指名、育成指名などは区別していない。また、原則としてプロ入り後の活躍についても加味していない。
あくまで「何人をプロに送り込んだか」の番付だ。ただ投手をたくさん輩出する学校と、野手が多い学校があるので、輩出数のうち、投手数は別に示すことにした。
前頭、十両、幕下の「枚目」を記していないのは、同数の場合は順位付けをしていないからだ。
大阪桐蔭と横浜が輩出数では同数
まずは高校から、文章で説明していこう。
今年、横浜高校からは3人の投手がプロ入りした。大阪桐蔭は野手1人だけ。このため10年間の輩出数では大阪桐蔭と横浜が並んだ。どちらも横綱にしようかと思ったが、ここはアマ球界やプロ入り後の実績面で一日の長がある大阪桐蔭を横綱にした。
大阪桐蔭と言えば阪神の藤浪晋太郎(2012年1位)、西武の森友哉(2013年1位)などおなじみの顔が並ぶ。
横浜は日本ハムの近藤健介(2011年4位)、中日の柳裕也(明治大/2016年1位)などである。