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クセが凄い! 左サイドスロー列伝。高梨雄平が巨人で活躍、その理由は?
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph byKyodo Kews
posted2020/09/08 11:40

今季トレードで大活躍中の高梨雄平。写真で見ても、投球フォームのクセが凄い!
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左どころか右の被打率は0割台。
今季、高梨雄平が打たれた5安打のうち4本はヤクルト青木宣親、阪神の近本光司と糸原健斗、中日の大島洋平と左打者。右打者はDeNAの細川成也だけ。被打率は9月8日時点で左が.160、右が.037である。
左右打者問わず「左サイド」への経験値が少ないセの打者が、打ちあぐんでいるという一面があるのかもしれない。
「左のサイドスロー」は、いつの時代も「少数派」、そして「クセが強い」投手が多い。
登場する機会は多くはないが、打者との駆け引きはもつれることが多い。ぜひ注目していただきたい。
