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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
米メディアは「この球団は信用できない。でも…」大谷翔平が消えた“弱小エンゼルスの今”…まさかの西地区首位に「楽観視できる材料が確かにある」
posted2025/04/17 06:01

近年、不調が続く“弱小”ロサンゼルス・エンゼルスが好調を維持している。主力であるマイク・トラウトもここまで6本塁打のリーグ2位と復調気味
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一野洋Hiroshi Ichino
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Getty Images
9シーズン連続負け越し、99敗の球団ワースト記録……MLBのロサンゼルス・エンゼルスはここ数年、明るい話題に恵まれなかった。2023年のオフには「球界の至宝」でもある大谷翔平を同じロサンゼルスの“銀河系軍団”ドジャースに奪われ、その明暗はますます色濃くなった。だが、そんなエンゼルスがいま、西地区の上位をひた走っている。一時は首位に立つなど、開幕3週間とはいえ予想外の活躍を見せているのだ。なぜ、今季のエンゼルスは強いのか。「大谷がいない」エンゼルスの今は、現地でどう報じられているのだろうか?《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》
2025年シーズンのMLBで、ロサンゼルス・エンゼルスがこれほど注目を集めることになると予想していた人は少なかったはずだ。
2023年オフには球界最高のスターである大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースへ移籍し、2024年には球団ワーストとなる「99敗」を喫した。実にこれで9年連続のシーズン負け越しである。
「エンゼルス=弱小チーム」の印象が…
いまやファンの間では、MLBにおける「エンゼルス=弱小チーム」のイメージは確固たるものがある。
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もともと大谷が在籍していた時代も、大谷が活躍したにもかかわらずチームは負けることが多かったため、報道等で伝えられる締めの言葉「なお、エンゼルスは敗れた」を略した「なおエ」がファンたちの間でインターネットスラングとして定着するほどだった。