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大物が続々参戦、トップリーグの「ユニークな魅力」。再開へ舵を切る世界のラグビーとの違いとは?  

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大友信彦

大友信彦Nobuhiko Otomo

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posted2020/09/04 11:45

大物が続々参戦、トップリーグの「ユニークな魅力」。再開へ舵を切る世界のラグビーとの違いとは? <Number Web> photograph by AFLO

「スーパーラグビー・アオテアロア」の開幕戦には4万人超の観客が。ファンと撮影するボーデン・バレットも来季からサントリーに加入する。

大物を引き寄せる「安定感」。

 その、いわば「安定感」が、海外の大物選手を次々と引き寄せる。

 ニュージーランドからはワールドラグビー世界最優秀選手に2度輝いたSO/FBボーデン・バレットがサントリーへ、SOアーロン・クルーデンとFB/WTBベン・スミスは神戸製鋼へと、オールブラックスの英雄たちが続々と来日を決定。W杯覇者の南アフリカからはHOのマルコム・マークスがクボタへ、WTBマカゾレ・マピンピがNTTドコモへ、LOフランコ・モスタートがホンダへ、スコットランドからはグレイグ・レイドローがNTTコミュニケーションズに加わる。さらにオーストラリアからは昨年のW杯でワラビーズ主将を務めたマイケル・フーパーがトヨタ自動車へ加入するというニュースも流れた。

 ビッグネームばかりではない。母国で代表歴のない若手選手も、未来の日本代表資格獲得というオプションも視野に入れ、日本でのプレーを選択するケースが増えている。その決め手は経営の安定感=お金だけではない。治安の良さ、食事も含めた文化面は、海外の大物選手を引きつける大きな魅力だ。

 そこに去年、新たな大きな魅力が加わった。

レイドローが語るTLの魅力とは。

「昨年のW杯のあとはヨーロッパでも、日本のラグビーがすごく人気が出ています。あのW杯でのパフォーマンスで、日本のラグビースタイルがとても魅力的だということがわかって、多くの選手が注目している。私自身、トップリーグでプレーすることを楽しみにしているし、私にとってチャンスだ」と話したのはレイドローだ。

 レイドローはさらに「日本のラグビーのシステムはとても興味深い。会社がチームを持つスタイルはとてもユニークです。契約はラグビー選手としてだけれど、NTTコミュニケーションズという会社のビジネス面についても理解を深めたいと思っている」と話した。競技だけではない魅力を、日本のトップリーグは持っている。

<後編へ続く>

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