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ブンデスとJ1の監督を比べてみた。
若手が多いドイツ、多国籍な日本。 

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島崎英純

島崎英純Hidezumi Shimazaki

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photograph byUniphoto press

posted2019/02/08 11:30

ブンデスとJ1の監督を比べてみた。若手が多いドイツ、多国籍な日本。<Number Web> photograph by Uniphoto press

バイエルンの監督を務めるニコ・コバチ。昨シーズンまでは長谷部誠の所属するフランクフルトを率いた。

今季すでに3クラブが監督解任。

 また、コバチ監督の采配やチーム内での求心力など、指揮官の素養について取り沙汰されることも多いバイエルンですが、現チームの純然たる力に関しては今や、ドルトムントと比肩する存在とは言えないかもしれません。 

 ただし今回はバイエルンの話ではなく、現在のブンデスリーガ1部を指揮する各監督に焦点を当ててみたいと思います。

 昨年8月に開幕したブンデスリーガで、すでに監督交代を敢行しているのは3クラブ。解任第1号は昨年10月7日、当時最下位に低迷していたシュツットガルトのタイフン・コルクト監督。暫定監督を挟んで、現在はかつてアウクスブルクやシャルケなどを率いたマルクス・バインツィアル監督が率いています。

 解任第2号は、昨年末の2試合を連勝で飾り9位まで回復していたレバークーゼンのハイコ・ヘルリッヒ監督。こちらは、昨季途中までドルトムントを率いていたペテル・ボシュ氏を新たな指揮官に招聘しました。

 この交代劇に関しては、成績低迷というよりも“停滞”を打破したいクラブの思惑が透けて見えます。レバークーゼンはバイエルン戦で勝利していますから、今のところ監督交代は吉と出ているようです。

ハノーファーも体制変更。

 そして解任第3号は、ウィンターブレイク明けのドルトムント戦で大敗し、8試合連続未勝利となったハノーファーのアンドレ・ブライテンライター監督。昨年末、ホームでのデュッセルドルフ戦で後半アディショナルタイムに痛恨の決勝点を喫し、指揮官はオフ期間をほとんど取らず年内の再始動を決断して反撃を目論みましたが、結果を得られない状況でチーム内の秩序を保てず、ドルトムント戦をもってお役御免となりました。

 後任は旧東ドイツのメクレンブルク出身で東ドイツ、そして統一後のドイツの両代表で活躍し、現役引退後はハンブルガーSV、ドルトムントなどの指揮官を歴任したトーマス・ドル氏が就くことになりました。

 最近のドル監督はハンガリーのフェレンツェバロシュというクラブを2013年から率い、ハンガリーリーグを1回、ハンガリーカップを3回制するなど着実に実績を築き、この度、約10年ぶりにブンデスリーガのクラブ指揮官を務めることとなりました。

【次ページ】 監督の平均年齢は47.9歳。

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