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トルシエ、トルクメニスタン戦を語る
「日本の勝利というより相手の負け試合」 

text by

田村修一

田村修一Shuichi Tamura

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photograph byAP/AFLO

posted2019/01/11 12:20

トルシエ、トルクメニスタン戦を語る「日本の勝利というより相手の負け試合」<Number Web> photograph by AP/AFLO

大会初戦の難しい試合、難しい流れを、ハーフタイムの指示で一変させた森保一監督。

初戦での判断は早すぎる。

「オマーンもまた1対0の勝ちを狙ってくるだろう。目的は引いて守りながら1対0で勝つことだ。眠ったふりをしながら、終盤のチャンスに賭けるだろう。

 日本は突破がかかっているから当然勝ちに行く。そのときに原口や柴崎、長友、酒井、槙野、吉田、大迫らの経験がどう生きるか――。

 チームの70%近くがワールドカップを経験している。勝てばチームが勢いづく。自信も得られる。恐らくそうしていい方に回転していくだろう」

――日本だけでなく初戦では韓国もフィリピンに苦戦し、オーストラリアはヨルダンに敗れました。ベトナムとイラクもとても拮抗した試合で、アジアサッカーの勢力図が変わりつつあるのでしょうか?

「そう言い切るのはまだ早い。大会の初戦では様々なことが可能だ。いろいろなことが起こるが、判断を下すのは今ではない。

 ベトナムはたしかにいい試合をした。しかし最終的にはイラクの経験が優った。今日も同じで、日本は決して良くはなかったが秩序は保たれた。韓国もそうだ。オーストラリアを別にすれば、いわゆる大国がすべて勝っている。オーストラリアはかつてのオーストラリアではない。他はみな優勝候補が勝利を収めた。イランも韓国も日本もサウジアラビアも。

 優勝候補にとってもグループリーグは難しい。小国のモチベーションは高く、守備的な戦いを仕掛けてくる。それを崩すのはどんな強いチームでさえ簡単ではないからだ。もちろんアジアのサッカーは進化しているが、今はまだ何も言えない。私には初戦のパフォーマンスが大きな指標になるとはまだ思えない」

――日本の今後に期待したいです。メルシー、フィリップ。

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