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仏誌でハリルホジッチが独占告白。
ナント復活の手応えと日本の思い出。 

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レミー・ラコンブ

レミー・ラコンブRemy Lacombe

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photograph byBernard Le Bars/L'Equipe

posted2018/12/04 17:00

仏誌でハリルホジッチが独占告白。ナント復活の手応えと日本の思い出。<Number Web> photograph by Bernard Le Bars/L'Equipe

フランスにおけるヴァイッド・ハリルホジッチの栄光は揺るぎない。ナントで再び指揮官としての栄光を掴めるか?

「ネイマールもムバッペもいないので」

――前任者であるミゲル・カルドソが実践していたポゼッションスタイルを、どんなふうにしてスピーディなスタイルに変えたのでしょうか?

「ベースは、ボールを持ったら全員攻撃、ボールのないときは全員守備だ。そこから先にボールを運ぶスピードとパス、呼びかけなどがある。

 このチームにはネイマールやムバッペのようにボールが持てる選手はいない。選手やチームに見合ったプレーを構築していかねばならない。

 われわれのDNAは、謙虚さや闘争心であり、そして無欲の精神だ。チームの枠を超えて特別扱いされる選手はいない。その点を尊重しない選手に居場所はない」

――着任した当時の総得点数はリーグ16位でしたが、トゥールーズに4対0、モンペリエに3対0、ギャンガンに5対0と攻撃力を爆発させていますね。

「私を守備的な監督だと分類する者たちもいる。だがそれは大きな間違いだ。私のキャリアと数字を見ればそれはわかる。

 例えば2014年のアルジェリアも、ひとつのワールドカップで最も多く得点をあげたアフリカのチームだった。ひと試合で4点を決めた(4対2韓国)のもアルジェリアだけだ」

ナントにはまだポテンシャルがある。

――ナントでの今後の進歩の余地はどこにあると思いますか?

「得点のほとんどは流れの中から生まれているが、統計によればサッカーの得点の30~40%はセットプレーによるものだ。フランス代表チームも、CKやFK、PKといったセットプレーでふたつのワールドカップを制した。ナントももっとセットプレーから得点ができるようになれば……」

――今季はリーグでどこまで望めますか?

「お伽噺は語りたくないし、私はマジシャンでもない。'80年代とは状況もまったく違う。ただ、今はまだ何も成し遂げてはいないが、出来る限りのことをしているのも間違いない」

【次ページ】 「日本という社会を私は大好きだった」

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