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フィギュアとカーリングに吉報!
関西地区の通年アイスアリーナ新設。 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph byGetty Images

posted2018/10/09 08:00

フィギュアとカーリングに吉報!関西地区の通年アイスアリーナ新設。<Number Web> photograph by Getty Images

平昌五輪代表となったSC軽井沢クラブは、山口剛史のみが残り、新たなチーム編成となった。

軽井沢クラブの選手が異なる場へ。

 こうした話があるさなか、男子では今シーズン、新たな動きが広がっている。

 特に長年メンバーを固定し、強さを培ってきた平昌五輪代表のSC軽井沢クラブの選手たちが他チームに移ったり、両角友佑はフリーの立場で競技を続けている。各々が進路を選び、異なる場で活動することを決めたのは代表的な例だ。

 強豪チームの戦力分散により、一時的に、男子のトップの力が低下する可能性もある。女子も各地域で本格的な強化を目指すチームが増えた時に「選手の分散がトップのレベルの低下を生む」との懸念の声が挙がった。しかしそれを覆すように、それぞれのチームがレベルアップを図ったことで、五輪でのメダル獲得へと至った歴史がある。

 それを思えば、決して悲観する材料ではないし、カーリングレーンの新設とともに、男女ともども、また一歩次へと進む契機ともなる。

 西日本から強豪チームが現れる――そんな未来のきっかけになるかもしれない。

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本橋麻里
軽井沢クラブ

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