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フィギュアとカーリングに吉報!
関西地区の通年アイスアリーナ新設。 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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posted2018/10/09 08:00

フィギュアとカーリングに吉報!関西地区の通年アイスアリーナ新設。<Number Web> photograph by Getty Images

平昌五輪代表となったSC軽井沢クラブは、山口剛史のみが残り、新たなチーム編成となった。

各地に拠点があった女子の台頭。

 関空アイスアリーナに併設されるレーンは、スケートリンクと同様、年間を通して使用できることになっている。西日本の施設としては初めてのことだ。もともとの計画段階では、カーリングレーンの設営は予定されていなかった。しかし平昌五輪でLS北見が銅メダルを獲得する活躍を受けて話が持ち上がり、併設が決まったという。

 そのLS北見が銅メダルを獲得するに至った背景には、もちろんチーム、そしてチームに所属する選手たちの努力は大きい。それと同時に、環境の変化も少なからずあった。

 歴史を振り返れば、女子はチーム青森と北海道銀行がそれぞれ青森、札幌のカーリング場、さらに中部電力は軽井沢を拠点に台頭して、切磋琢磨が生まれた。

 それもLS北見の銅メダルにつながっているだろう。そして2013年に、LS北見が拠点とするアドヴィックス常呂カーリングホール、軽井沢が拠点とする軽井沢アイスパークと、2つの通年型のカーリング場ができたことも、強化に貢献している。

本橋麻里が語っていた環境面。

 年間を通してカーリングができる場所がある意義。かつて本橋麻里はこう語っていた。

「海外、特にカナダなどでは年中、カーリングができる環境があって、それが強さにも、普及にもつながっていると思います。日本にもそんな場所がたくさんできていけば」

 各地でカーリングに打ち込む条件が整うことは、未来へ向けての好材料となる。特に西日本では、カーリングに年間を通して打ち込むのは簡単ではなかった。冬季に営業するカーリング場はあっても、それ以外の季節は他の地域に出向いて合宿を敢行するなど苦労していた。そうした環境が改善される一助となるだろう。

【次ページ】 軽井沢クラブの選手が異なる場へ。

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