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エディー時代との違いは「キック」。
ラグビー、ウェールズ戦の指針。
text by
生島淳Jun Ikushima
photograph byJun Ikushima
posted2016/11/19 11:00
ウェールズ代表とともに並ぶ、ルーティン中の五郎丸フィギュア。ウェールズの地でもその名は知れ渡っているようだ。
エリアを取れれば、FWに優しいゲーム運びが出来る。
もうひとりの主将、立川理道もキッキング・ゲームのメリットをこう話す。
「キックでうまくエリアを取れれば、FWに優しいゲーム運びが出来ますよね。あとは、全員が意思統一をして、勝負どころを見極めてアタックを仕掛けられるようになれれば、面白いと思いますよ」
セットプレーを安定させ、スマートな試合運びを心がける。そしてチャンスと判断した時に、ウィング(今回の先発は11番が福岡竪樹、14番が山田章仁)がトライ出来るアタックが出来れば、試合のエンターテインメント性が増すだろう。
前半40分が終わった段階で競っていれば、後半に入っても緊張感が保たれ、今後のチーム作りに大いにプラスになるはずだ。
ラグビー・フィギュアを作り続けるリチャードさんの創作意欲を刺激するような試合がぜひとも見たい。