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<トップアスリートが語るアミノ酸の必要性>
加藤条治 「ソチに向けて完成度を上げたい」 

text by

松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph byJMPA

posted2013/07/11 06:02

<トップアスリートが語るアミノ酸の必要性> 加藤条治 「ソチに向けて完成度を上げたい」<Number Web> photograph by JMPA

カーブで足が止まっても、もう一度上げる体力を。

「克服することができて、カーブを曲がり切れればいいけれど、できなかったときのことも考えています。カーブで一回足が止まるとそこからもう一度上げてくるのがなかなかできなかったんですね。だから無理にでも上げられるための体力をつけておこうということです。そのために、『強い力でどれだけ粘れるか』をテーマにトレーニングをやろうと思っています。例えば、走る系の練習メニューなら、7、8割の力で長い距離を、というのではなく、マックスでどこまでもつかを試みていく、という考え方です」

 2段階でオリンピックに備えるのだ。

 とはいえ、スピードスケートはもともとハードなトレーニングを積み重ねてシーズンに臨む競技である。その上でさらに練習の強度を高めるには、いかに体を消耗させないか、疲労を持ち越さないようにするか、なおさらリカバリーの成否が重要になってくる。

 加藤はそのポイントに、アミノ酸の摂取を置いている。

「いつ頃からか覚えていないけれど、以前からアミノ酸を摂取することはあったんですね。でも、あまり知識もなかったし、ときどき摂るくらいでした。今年はオリンピックシーズンということもあり、サポートをいただいて頻度を増やしています。毎日、練習前と練習後、それに加えて疲労がけっこうあるときは寝る前も摂ります。それなりに勉強もして、アミノ酸にもいろいろ種類があってそれぞれ作用の仕方が異なることなど深い知識も得たので、摂る意味も理解できています」

疲労の残り具合が、アミノ酸の摂取で大きく変わった。

 定期的に摂取するようになって、手ごたえを実感する。

「次の日に体を動かしてみたときの感じ、疲労の残り具合が、飲むと飲まないとではだいぶ違うんです。いや、大きいですね。アミノ酸の働きを信頼し、うまく活用しながら疲労を取りつつ強化していくつもりです。そしてソチ五輪へ向けて、自分の目指しているスケーティングに少しでも近づけるように完成度を上げたい」

 日々の摂取でアミノ酸による疲労回復効果をいかし、リンクの内外で思い描くプランを実行することができたとき、バンクーバーで果たせなかった世界一が見えてくる。

やっぱりホームランが見たい。

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やっぱりホームランが見たい。

 

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