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90分と1年のエネルギー配分が要点!?
中断期間にJを戦う年間計画を考える。 

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細江克弥

細江克弥Katsuya Hosoe

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posted2013/06/24 10:30

90分と1年のエネルギー配分が要点!?中断期間にJを戦う年間計画を考える。<Number Web> photograph by AFLO

Jでは2位につけているものの、ACLでは惜しくもグループリーグ敗退。浦和は大型戦力を武器にJとACLの二正面作戦を敢行したが、アジアでは厳しい戦いを強いられた。

各チームの課題は90分間と1年間のエネルギー配分。

 確かに近年のJリーグには、前の試合で快勝したチームが次の試合で大敗するケースが少なくない。またその逆もしかり。これをミクロの視点とすると、マクロの視点は前述の「1シーズンを通じたプランニング」となるが、倉敷氏はそれらを「エネルギーの使い方」の問題とし、Jリーグがさらにレベルアップするための課題と見ている。

「例えば欧州のリーグを見ていると、エネルギーの使い方がうまいなと思うんです。1シーズンを通じてどこで力を発揮すべきか、また、90分の中でどのようにエネルギーを配分して戦うかを心得ていて、それを実践している。でも、これは私の印象ですが、Jリーグではまだそれを感じたことがない。Jリーグではとてもエネルギッシュで展開の速いサッカーが繰り広げられている。だから、コンディションさえ整っていれば、見ていても非常に面白い。課題はプランとコンディションをうまくコントロールして戦うことだと思いますね」

 プランニングとコンディショニング。中盤戦以降の展開を追う上で指針となるキーワードと言えそうだ。

代表入りを狙う選手たちには最後のアピールタイム!?

 それからもう一つ。倉敷氏は残された“代表メンバー枠”についても言及した。

「選手目線で言えば、やはり代表ですよね。ザッケローニのこれまでの選び方を見ていると、来年に入ってから国内の選手をメンバーに加えるということは考えにくい。となると、日本代表、W杯を目指すのであれば今シーズンが勝負。ザッケローニが考えるサッカーで、どのピースが足りないのか。選手個人としても、エネルギーをうまく配分して、質の高いパフォーマンスを示すことができた選手にチャンスが訪れると思いますよ」

 J1再開は7月6日。コンフェデレーションズカップが終われば、次はJリーグだ。

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