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3・11以降の初心者ツーキニストへ。
通勤を娯楽に変える特別TIPS。 

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疋田智

疋田智Satoshi Hikita

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photograph bySatoshi Hikita

posted2011/05/21 08:00

3・11以降の初心者ツーキニストへ。通勤を娯楽に変える特別TIPS。<Number Web> photograph by Satoshi Hikita

最近では通勤電車内の公共広告にまで自転車通勤の勧めが!

昼は大活躍で、夜には必需品となる「バックミラー」。

 車道の左端を走る以上、バックミラーはかなり有意義で、自転車ツーキニストは必ず右後ろからどんな車両が迫ってきているのか、知っている必要がある。

 特に前方の駐車車両をパスする際に、右後ろ確認は必要なんだけど、その際、実際に後を振り向いてアイコンタクト、でも、その前に、あらかじめバックミラーで「○○のクルマ(大型トラック? 軽自動車? オートバイ)が来るな」と認識しておくのは、精神的余裕という面でも、かなり有効だ。

 で、これが夜である場合、バックミラーはさらにプレゼンスを増すのだ。いったいに昼間の場合は、バックミラーというものは「意識的に確認」しなくては、後方を知ることができない。自転車のバックミラーというものは、何となく目に入ってくるものではないのだ。

 ところが、夜になると、後方車両の前照灯が点灯する。これがバックミラー経由で何となく目に入る。

 特に大型車両、バス、トラックなどは、やはりライトが大きいため、特に気にしていなくても「あ、来るな」というのが分かる。

 これが夜の安全をヘッジする。

 しからばバックミラーを買おう、と思い立った人。バックミラー購入の際に、ひとつだけ注意点がある。それは、湾曲があまりに強いものを買ってはならないということだ。

 一見すると、湾曲が強い方が、より広い範囲が映し出されるため、よさそうな気がするけれど、これでは距離感がつかめない。

 使ってみると「(後続車が)もうすぐ来るかな」とか思っていると「ぎゃ、もう来てた」なんてことが往々にして起きる。キモが冷える。

 バックミラーは「範囲よりも距離感」である。

 購入前に、是非おさえておきたい部分だ。

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