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熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
「クボは天才的。ゴラッソ!」ブラジルTV局が興奮…久保建英無双「8.0点だ」日本通ブラジル人記者のバーレーン戦ホンネ採点「ただ苦戦してたよね」
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沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byDaisuke Nakashima
posted2025/03/24 06:02

ブラジルメディアも興奮した1ゴール1アシスト。久保建英はバーレーン戦で才能の一端を見せた
「それまで試合が膠着していたが、日本の先制点で全く異なる展開になった。ただ、日本の守備陣は落ち着いて対応した。バーレーン選手のミスにも助けられたが、決定的なピンチは作らせなかった」
――後半40分、左サイドから久保が利き足ではない右足で強烈なシュートを放ったが、バーレーンのGKがファインセーブ。その2分後、左CKを蹴った久保が伊東へボールを預け、リターンを受けるとドリブルでゴール方向へ突き進み、クロスを予想したGKの裏をかいて左足でニアサイドをぶち抜いた。ブラジルのテレビのアナウンサーは、「ゴラッソ!」と絶叫していました。
「またしても、久保の才能が光ったね。過去のW杯アジア予選で勝ち上がりを決める得点を記録した選手、つまり1998年大会の岡野雅行と2006年大会の大黒将志(対イラン)、2010年大会の岡崎慎司(対ウズベキスタン)、2014年大会の本田圭佑(対オーストラリア)、2022年大会の三笘薫(対オーストラリア)らは後々まで記憶に残る。
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その意味でも、久保がこのゴールを決めたことは彼にとってもチームにとっても非常に良かった」
やや苦戦も…クボ以外にも高く評価したい選手が
――この試合を全体的に振り返ってください。
「後半の初めまでは、非常に苦戦した。それでも、粘り強く攻め続けて相手ゴールをこじ開け、さらに追加点を入れてダメを押した。現在の日本代表を象徴するような試合だったと思う」
――各選手の採点についても教えてください。最も高く評価した選手は?
「もちろん久保で、8.0点を与えたい。でもその他にも高く評価したい選手はいるよ」〈つづく〉
