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大谷翔平の代理人バレロに米記者が苦言「ポジティブな記事を書け、は愚かなやり方」エンゼルスで起きていた“ある騒動”…手術後の「奇妙な声明」
posted2024/04/19 11:04
text by
サム・ブラム+ディラン・ヘルナンデスSam Blum + Dylan Hernández
photograph by
Getty Images
取材制限は異例なのか?
トモヤ エンゼルスは、大谷への取材を彼が登板した日だけに制限していた。それはやっぱり異例なことだよね。
ディラン とても珍しいこと。ダルビッシュもそうだったかもしれないけど、彼はドジャースに3カ月くらいしかいなかったから、よく分からない。松坂大輔の時も、非常に限られていた。言語が障壁にはなっている。たとえば、サムが彼と話すには通訳が必要だから、チームの助けが必要になる。おかしなことに、スティーブン・ストラスバーグが新人だった時、大谷と同じように登板日の短い会見だけに制限して話題になった。球団が「彼に話しかけるな」と言ったんだ。
僕は何かをするなと言われると、普段は本能的にそれをしに行くんだけど、日本人が周りにいると、僕も妙に日本人らしく振る舞ってしまうところがある。トモヤも同じ問題を経験しているか分からないけど。
トモヤ ある、ある。日本語を話している時と、英語を話している時で性格が変わる。日本人と話していると、自然と控え目になるというか。
ディラン 日本の戸籍上の僕の名前は、母の旧姓と、こっちのミドルネームで、ワタナベ・オサムなんだ。日本の学校に通っていた時は、その名前を使っていた。ワタナベ・オサムは、とても静かでルールに従う人間で、日本人に囲まれていると、その自分になるんだ。そういう時は、なぜか集団からはみ出すのが難しくなって、「やってられねー」とは言えなくなる。
でも日本語が使えるのは、大抵の場合は有利に働く。選手も自分を頼ってくるし。黒田も何が起きているか分からない時なんかに、僕に聞いてきた。サイン盗みの件があった時は、ダルビッシュが僕に連絡してきて、「ロサンゼルスの人に伝えたいことがあるんだけど、英語に訳してくれないか」とお願いしてきた。