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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
大谷翔平の代理人バレロに米記者が苦言「ポジティブな記事を書け、は愚かなやり方」エンゼルスで起きていた“ある騒動”…手術後の「奇妙な声明」
text by
サム・ブラム+ディラン・ヘルナンデスSam Blum + Dylan Hernández
photograph byGetty Images
posted2024/04/19 11:04
2人の米記者が“忖度ゼロ”で明かした大谷翔平のメディア対応とネズ・バレロ(写真左)への苦言とは
問題が表面化したのは、大谷が肘を故障した後に、一切、話す場を設けなかった時。大谷のせいというよりは、ネズの責任だと思うよ。そのせいで、大谷に何が起きているか全てを把握しているわけではない球団が、代わりに説明する羽目になった。その結果、球団は、「彼にMRIを受けさせる必要はなかった」と説明したのに、後から「大谷がMRIを拒否した」と発言を撤回しなければならなくなった。
大谷がいつ、どんなことを話すかについて、もう少し球団とネズがうまくコミュニケーションをとっていれば、問題は起きなかったはず。たとえば、大谷のロッカーが突然、整理されていた時のような。大谷が記者にそれを見られることを気にしていたかどうかは分からない。でも、少なくともエンゼルスは、ロッカーが片付けられていたことを知らなかった。だから、僕ら記者は、それを見て想像をめぐらせるしかなかった。それは球団の広報チームも同じだった。「これをどう説明すればいいんだ」と。あの夜、メディアは、エンゼルスに気を遣ったと思うよ。ロッカーが片付けられていたことを報じるまで30分近く待ったんだから。球団から説明があるかもしれないから。僕らもこれが色々な憶測を呼ぶ大きなニュースになることを理解していた。
大谷の“周囲”を問題視
話が脱線しているのは分かっている。ただ、この件がおおごとになる必要はなかったと思っているんだ。ネズの要求通りに、大谷をメディアの前で話させないようにしたことはエンゼルスの責任だよ。