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バレーボールPRESSBACK NUMBER
「朝が来るのが怖かった」西田有志が苦しんだ“謎の症状”「もし大きな病気だったら、結婚もやめようと」不安な夜を支えた妻・古賀紗理那の存在
text by

田中夕子Yuko Tanaka
photograph byYuki Suenaga
posted2023/04/21 11:03

原因不明の症状に悩まされていた西田有志。不安な日々を支えてくれた妻・古賀紗理那への思いを明かした
それでもリーグは続く。心配の声も寄せられたが、結果が伴わなければ当然厳しい声も耳にする。プロ選手として結果を出すのが当たり前であると重々理解しているにも関わらず、プレーすることもできない現実――。
追い込まれたり、追い詰められたり。先が見えない日々。「心配するのがわかっているから親にも言えなかった」という状況をかろうじて乗り越えられたのは、さらけ出せる存在がいたから。
「夜寝る直前まで話して、朝起きたらまた『おはよう』って。さりちゃんと電話していなければ、夜が来るのも朝が来るのも怖かったです」
交際4カ月でプロポーズ「最初から“この人”だって」
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好きになったら一直線。ストレートに思いを伝える西田に対し、人見知りの古賀はそもそも人との距離を縮めるのに時間がかかる。最初はすれ違うのも当然で、共通の友人を介して連絡先を交換し、西田から猛アプローチを繰り返すも、押せば押すほど引かれるばかり。だがそこからバレーボールに向き合う姿勢を伝え合っていくうちに、2人の距離は縮まった。
気づけば毎日連絡し合うのが当たり前になり、交際から結婚へと至ったのだが、西田がそれほどまで古賀に惹かれた理由は何か。
「テレビのインタビューを見る人は“天然”と思っているかもしれないですけど、全然そんなことない。むしろ自分を客観視しているし、自分がどういう人間かをすごく理解している人なんです。裏表がなくて、好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、というのもハッキリしていて、隠さず口に出して伝えてくれる。バレーボールに対しても人に対してもまっすぐで、強い(笑)。もともと結婚願望は強かったですけど、最初から『この人だ』と思った。付き合い始めて4カ月でプロポーズしました」
2021年の東京五輪を終えれば渡欧する。新たな挑戦へ踏み出す前に決意を伝えたかった。
ポケットに入れた指輪と、一輪のバラ。交際が始まってから2人で撮った写真をムービーにして見せた後、バラと指輪を差し出し「結婚して下さい」とストレートに伝えた。